webテスト「玉手箱」とは? 効果的な対策・勉強法を知ろう

webテスト「玉手箱」とは? 効果的な対策・勉強法を知ろう

2018/06/18

Webテスト・筆記試験

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就活生が最も早く取り組む就活対策といえば、ウェブテスト対策ではないでしょうか。就活が開始した初期の段階で受けることが多いため、対策ができていないと早い段階で遅れを取ってしまいます。そのため、早めから対策をしなければと焦っている方も多いでしょう。Webテストは、解き方自体を身につけていなければ、時間がかかりすぎてすべての設問に答えきれない、答えるべき単位がすり替わっているなどのトラップが仕掛けられています。
そんなトラップを見事にくぐり抜け、面接までたどり着ける就活生になるために、ぜひしっかり対策を行っておきましょう。今回は大手企業で利用されることの多い、「玉手箱(たまてばこ)」という適性検査についてご紹介していきます。

webテスト「玉手箱」とは? 効果的な対策・勉強法を知ろう

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玉手箱の例題を解いてみよう!(解説付き)

玉手箱とはどんなテスト?

玉手箱とは、日本SHL社が提供する、WEBの自宅受験形式で受験できる適性検査のひとつです。日本SHL社は他にもCAB(キャブ)、GAB(ギャブ)、IMAGES(イメジス)などのテストを提供しているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。通常は自宅受験となりますが、最近はテストセンターで受けることのできる玉手箱のWEBテストが出てきました。それがC-GAB(まれにWEB-GABと呼ばれることもあります)です。玉手箱の場合は電卓が使えるのですが、C-GABは使えませんので計算速度によりかなりの差が出てくることが予想されます。問題により慣れておくことが必要です。

玉手箱は「WEB-GAB」と呼ばれることもあります。GABとは書いてありますが、玉手箱と同じテストとなりますのでGABだと勘違いしないように注意しましょう。玉手箱の対策本購入でカバーできますので安心してください。

GABの科目は言語・計数・英語・性格・意欲の5項目に分かれて出題されます。言語・英語の場合は長文読解が基本で、その正誤を問うものや適切な項目をいくつかある選択肢の中から選ぶというのが出題の形式となっています。
計数に関しては四則演算・逆算、図やグラフなどを見て、そこから情報を正しく読み取る問題、空欄を類推するものなどがあります。性格・意欲に関しては、テストの注意書きにあるように直感で答えていきましょう。性格を偽って入社してもよいことはありませんし、回答していく中で矛盾が生じる可能性が高く、結果的に評価が下がることにもつながってしまいます。
また、玉手箱は一般的に難易度が高いといわれています。「まだ一度も問題を問いたことがない!」という方は、ぜひ今すぐ対策を始めてください。志望企業の面接にもたどり着けないという悲しい結果を生んでしまいます。人生に一度しかない新卒の時期を有効に活用するためにも、ぜひしっかり勉強をしておきましょう。

玉手箱を利用する業種

玉手箱を利用する業種は非常に多く、コンサル・証券会社・外資系企業全般・外資系金融・メーカー・テレビ・IT系企業・生保業界など、あらゆる企業が出題することが知られています。
つまり大手企業を受けたいのであれば、確実に対策をしておくべき適性検査といえます。就活が始まりを迎える情報解禁の3月1日以降には、C-GABなどのWEB試験を行うことができます。その時期以降に選考を開始する企業も多いため、12月、1月頃にはエントリーシート対策と共に玉手箱を含め、他の適性検査の準備を始めておくことをおすすめします。

難易度が高いといわれる玉手箱の試験の難しさ

難易度が高いといわれている玉手箱ですが、どのような内容が難しいとされているのでしょうか。具体的に解説していきます。

玉手箱の試験の難しさ1.解法がわかっていないと、難易度が高い!

まずは解き方の問題です。問題を見たことがない人は解き方自体がわからず、どうしたらいいかパニックになり、手が止まってしまう場合が多いです。また解き方を考えようとしても効率的な解き方を知らなければ、一問一問を解くのに非常に時間がかかってしまいます。
さらに問題数が多いのにも関わらず、短い時間制限があるため、一問あたりにかけられる時間が非常に短いという特徴があります。解くのに時間がかかってしまうと、できる問題も答えられないで終わってしまう可能性が高いので時間を意識した対策が必要です。

玉手箱の試験の難しさ2.問題にひねりが加えてあり、ケアレスミスを誘う!

問題と答えの単位が違う、誤りを見つける、正しいものを見つける、という問題が混ざって出てくるので、問題を勘違いして答えてしまう可能性が高いです。時間がない中でポイントを読み解きながら回答するため、集中力を保ちながら解かないと正答率を上げられないという難しい構成となっています。

玉手箱の試験の難しさ3.時間制限があり、とても短い!

長文読解をする言語のテストでは、8語の長文に対してそれぞれ4問ずつの質問に答える問題を15分で解かなければなりません。長文自体を早く正確に理解することと、正しいもの誤っているもののどちらを選ぶ問題か、重要なポイントはどこに書かれているか、などの3つのポイントを素早く読み解く術を身につけていなければ早く解くことはできません。
図やグラフについての読み取りに与えられる時間も、29問で15分。何を問われているのかを理解し、それを導き出すにはどういった計算が必要か、という方法を瞬時に理解する必要があります「早く解けるようになるまでには至っていないけれど、問題集はすべて解けた」という場合も、意外と正答率を高く出せない可能性が高いです。解き方自体を自分のものにして、スピード感も身につけていなければ、問題で指定されている時間内で正確に問題を解いていくことが難しいため、結果的に点数を落としやすくなっているのです。

この3つがそれぞれ絡み合うことによって、大半の方が落としてしまうテストといわれているのです。一つひとつの問題が考えられないほど難しいというわけではなく、このようなポイントを踏まえて対策をしておかなければならないことを知ることが重要です。これを踏まえて対策できた方は、余計に点数を落とすことなく及第点を取ることができます。

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