「自分を一言で表すと?」への返答で必要なことは、相手の知っているものやなじみのあるものや言葉を使って表現することです。マニアックなもので例えても、例えたものがどういったものであるかわからなければ、伝えたい内容がうまく伝わりません。
そうならないように注意しながら、なじみのあるものや言葉を選びましょう。キャッチコピーに活かせるものをご紹介していきます。
・四字熟語
意志の強さを説明したいのであれば、初志貫徹、臥薪嘗胆、粉骨砕身など当てはまる四字熟語などを探してみてください。自分に当てはまるもので、できるだけ聞いたことがある四字熟語を選ぶのがおすすめです。難しいものを選ぶと聞き取りづらく意味が伝わりにくくなる可能性があるので、ある程度知っている四字熟語を選ぶと相手に言葉の意味を説明する必要がなくなります。
・リングネーム
リングネームをそのまま使うわけではなく「◯◯の◯◯」というフォーマットを使うと、すべてがキャッチコピーのような表現に変わります。自分の長所をこの形式に当てはめて入れてみて、音のリズムがよいものを選んでみてください。
・キャッチコピー
一般的に使われているキャッチコピー、例えばCMで聞いた内容を参考にして作るのもおすすめです。CMの前に社名と一言アナウンスが入るものなど、耳に残りやすいフレーズが多いのでそれを真似してみてください。
・文房具
「自分を一言で表すと?」の変化版で「自分を物で表すと?」という質問もあります。そこで特に質問として多く挙がってくるのが文房具です。例えば、シャーペンは何度折れても先に進むという表現に使うことができますし、のりであれば、AとBをくっつけて新たな価値を生むというものなどがあります。
この他にも、野菜・果物・動物などは項目を縛って「物で自分を表現すると?」ということもあります。あらかじめ用意しておくと、慌てずに面接を乗り切れますよ。
数ある質問の中で一番用意するのが大変ともいえる「自分を一言で表すと?」の質問。しかし、自分のキャッチコピーを作る過程を経て、より自分のことを理解できるようになります。就活対策としても、自己分析の一環としても行ってみることをおすすめします。インパクトに残るキャッチコピーを作って、ぜひ就活戦線を勝ち進んでくださいね。
執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中