面接時のノックは何回が適切? 入室のマナーも一緒にチェックしよう

面接時のノックは何回が適切? 入室のマナーも一緒にチェックしよう

2018/05/16

就活マナー

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入室のマナー

面接時のノックは何回が適切? 入室のマナーも一緒にチェックしよう2

次に入室するときのマナーをご紹介していきます。基本的にまずは待合室あるいは控え室などで待機をしていますので、その後面接質に入室するように促されたら、まずはドアの前に立ってドアを「トン、トン、トン」と3回ノックしましょう。そして先方から「どうぞお入りください」と聞こえたら「失礼いたします」といいながら、ドアを開けて会釈をしましょう。もし最初のノックで何も返答がなければ、少し間を空けて再度3回ノックをしてください。

会釈をした後には、面接官のほうをしっかり見てアイコンタクトをとるようにしましょう。そのまま体を部屋の中に入れ、ドアに向き直って面接官には完全に背中を見せないような斜めの姿勢になってドアを閉めてください。そして、ドアを閉めるときには「バタン」という大きな音を立てないようにするのがマナーです。片方の手で手前に引っ張りながら片方の手で押し込むようにしてドアを閉めると静かに閉められます。ドアを閉め終えたら面接官のほうに向き直り、「本日はどうぞよろしくお願いいたします」とあいさつをして深くお辞儀をしましょう。

先に言葉を伝えてからお辞儀をするようにすれば非常に丁寧な印象を与えることができますお辞儀の仕方は「1、2、3」のリズムで、1で頭を下げ始め、2で固定し、3で頭を上げるようにしてください。そして椅子が用意されたところまでキビキビと歩き、椅子の横に立って再度あいさつをします。立つ位置はドアに近い側の椅子の横で大丈夫です。

「大学名とお名前をどうぞ」などの一言があってから、大学名と名前をお伝えするようにしましょう。名乗り終えたらしっかりお辞儀をしてください。着席に関しては面接官からの指示があってから着席をするようにしましょう。面接官が「どうぞお座りください」と言ったら会釈をしながら「失礼します」と言って静かに着席をしてください。座る際はオフィスチェアなどの場合キャスターが移動してしまう危険性もありますので、手で軽く座面をつかみながら座るようにしてください。
椅子に腰掛ける際は背もたれに当たらないよう、少し浅めに腰掛けるようにしてください。男性の場合は手を軽く握って太ももの上に、女性の場合は太ももの上に手を重ねておいてください。座っているうちにひざが開かないように注意しましょう。

会釈とお辞儀の違い

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入室や退出の際によく使うことになる会釈とお辞儀。あなたはこの違いをうまく説明できるでしょうか? 会釈は角度が15°、お辞儀については30°以上です。上体を腰から折るように曲げるのが基本です。ドアの開け閉めや着席などの場合には、毎回深いお辞儀をしていると時間がかかってしまいます。そのときは会釈程度で大丈夫です。逆に「よろしくお願いいたします」などのあいさつや名前を名乗った後については、深くお辞儀しあいさつの言葉を表現するのがおすすめです。

バッグ、傘の取り扱い

待合室などにバッグを置いてこられない場合に関しては、面接室入室の際に持ってきても構いません。その場合、バッグは椅子と同じ向きに揃えて縦にし、椅子の側面に沿わせるように立てて置きましょう。このため、就活で使うバッグは自立するタイプを使うようにしてください。

雨の日の面接で傘などを持って入室する際は、先方の床が濡れないよう、ビルに設備されているビニール袋などに入れて対応してくださいね。その際、傘の先が面接官に向かないようにして面接を受けてください。面接の途中に足先が傘に触れて、傘を蹴飛ばしてしまったりバッグを倒してしまったりすることのないよう注意しましょう。折りたたみ傘についても同様に、バッグに沿わせる形で置くようにしてください。折りたたみ傘などを持ち歩く場合はマイクロファイバーなどの吸水性の高い傘袋を持つようにすると、貴重な書類も濡れずに持ち歩くことができます。

コートの取り扱い

もし寒い時期に面接に伺うことがあった場合は、コートは建物に入る前に脱いでおいてください。そして入室前にきれいに畳んでおきましょう。もし持ち運ぶ必要があるのであれば、自分の荷物の上においておくなどして邪魔にならないようにしてください。

さまざまなマナーがありましたが、あなたはいくつご存じでしたか? 正しいものを知ることで社会人らしい振る舞いを身につけておきましょう。

▼こちらもチェック!
就活で役立つ! コートのマナーと選び方・たたみ方

まとめ

国際ルールで指定されている、就活面談入室時のノックの回数。違和感があるものを正しく直していくことで、恥ずかしくない振る舞いができるようになるはずです。社会人になる前の大事な時期だからこそ、標準ルールを守るように日々の生活から心がけてみてください。きっとよい影響が面接を受ける前に出てくるはずです。面接をスムーズに進めるためにも、忘れないようにしておきましょう。

執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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