では次に、実際よく質問される20個とその回答例をご紹介していきます。面接に挑む前にこちらを見て、想定質問集を作ってみてください。
・質問の意図
学生時代に力を入れたことで何を得られたのか、それがどう仕事に活かせそうだと考えているのかを聞く質問です。これを聞くことで、一般的なことでも学びが得られる人かどうかもわかります。
・回答例
営業職のアルバイトを通じて、目標設定の大切さを学びました。仕事を行うときに目標設定が正しくできるかが成果を左右すると痛感しました。
・質問の意図
これまで生きてきた中で達成感を得られた経験や、モチベーションがどこにあるのかを聞くためです。
・回答例
これまでの人生で一番うれしかったのは、私の作った勉強方法を実践した結果、弟が志望大学に合格したことです。私自身が合格したときよりもうれしく、方法論が合っていたことが証明されたように思えて達成感がありました。
・質問の意図
あなたが何に弱いのか、ストレスを感じやすいのかがわかります。また、辛い経験をして何を学んだのか、乗り越え方を知っているか、乗り越え方を実践してどうだったかを聞くことで社会人として生き残っていける素養があるかがわかります。
・回答例
人生で一番辛かったことは、小学生のときに入院ばかりでまったく学校に行けない時期があったことです。友人の大切さと自由に行動ができることのありがたみを感じました。それ以来、「これで後悔しないか?」と自分自身に聞いて生きていくことを心に決めて行動しています。
・質問の意図
自己紹介は端的に自分がどういう人間かを説明できるかを問われています。時間は一言、30秒、1分と区切りがありますから、それに合わせられるかも見られます。
・回答例
◯◯大学◯◯学部◯◯学科4年の◯◯◯◯と申します。私は大学時代に教職過程・アルバイト・サークル運営に力を入れてまいりました。そこで得たものを本日お伝えできればと思います。緊張しておりますがわかりやすく話せるようにいたしますので、本日はどうぞ宜しくお願いいたします。
上記のように大学・学部・学科・氏名、学生時代に力を入れてきたことの概要と意気込み、緊張を伝えながらもやる気が感じられる内容と意気込みを伝えています。興味をもってもらえる可能性を1つでも加えておくと、面接官の気持ちを動かすことができます。