それでは、具体的な志望動機について例文をご紹介します。内容についてポイント解説も添えておりますので、参考にご覧ください。
<解説>
まず事務職に必要な誰かをサポートする力、先回りして準備を行う力、そして事務処理能力の3点をアピールできていますね。ビジネスコンテストの運営に関してざっくりとした概要を伝え、合宿形式であることでさまざまな事前準備が必要だとわかります。また、クレームが減ったことで参加者のうち2割もリピートしてくれる率が上がったという実績、「かゆいところに手が届く」運営を心がけていたことが読み取れる文章です。
その企業の◯◯分野に具体的にどう寄与できるのか、具体的に「かゆいところに手が届く」運営とはどのようなものか、などについては面接で直接質問が来る可能性があるため、さらに具体的なエピソードの準備をしておきましょう。あえて質問してもらえる余白を残すことで、面接ではさらに深いところまで突っ込んだ質問をもらえるようになります。
事務職の志望動機で書き方に迷っている方のために、例文や書き方の手順をご紹介しました。手が止まってしまっていた方も、きっとこの手順を参考にして作成すればスラスラと志望動機を書くことができるはずです。
もちろん自分の長所は、自己分析を先に行っておくことでさらに見つけやすく、より業務に近づけたものを選ぶことができるようになります。ぜひ、あわせて行ってみてください。最初はうまく書けなかったとしても、いくつかこの手順を繰り返すうちに納得できる志望動機ができあがるはず。まず手順に従って書き出すことから始めれば、それが内定獲得への道につながっていくことでしょう。
執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。