2.その企業の事務職に求められることを考える

先に挙げた能力の中でも、特にその企業で求められる能力とは何か。選考を受ける際は、じっくり考えてみましょう。金融系であれば正確性は外せませんし、IT業界であればデータ調査・分析と資料作成の能力が求められる可能性が高いなどの特徴が考えられます。業界や事業内容によって求められる能力の比重が変わってくることが多いため、そういった部分も想定した志望動機を作成しましょう。

3.求められることにフィットする自分の長所を複数考える

企業の事務職に求められることを考えて出てきた能力と、それにフィットする自分の長所は何があるのかをいくつか考えてみてください。例えば銀行の窓口担当であれば、お客さま対応に必要なコミュニケーション能力と一般常識。そしてお金を扱いますから、何よりも正確性が求められます。それにフィットするあなたの長所を思い出し、箇条書きでよいのでピックアップしておきましょう。

4.求められることに合う経験を長所にプラスする

長所をピックアップしたら、それを表現するのにふさわしいエピソードを思い出してみてください。エピソードも複数思い浮かべておくと、より説得力を増した志望動機が作成できます。それぞれ3つずつ見つけておけば、スムーズに作成ができますよ。

5.複数の長所で志望動機を書き、説得力のあるものを選ぶ

最後は、それぞれの長所をもとに志望動機を実際に書いてみましょう。その中から自分が一番よいと思うもの、可能であれば社会人の家族や知人に選んでもらうのもおすすめです。なお、書くときには結論を最初、その次に理由とエピソードを書いていく形にすると、より読みやすい志望動機になります。