秋から冬の気温が下がる時期は体調を崩す人も増えます。また、緊急の手術なども増えるため、手術の立会い、消耗品の補充などで非常に忙しくなります。また、医療機器の操作説明会、学会に参加する場合などで休日出勤がある時期も。これも企業によって、あるいは担当によってかなり異なります。
直接ではないにしても人の命に関わる仕事です。常に新しい知識を身につけ、よりよい医療を提供できるように勉強する必要があるため、ときに大変さを感じることもあります。
仕事内容・やりがいを説明してきましたが、次は医療機器メーカー営業として勤務する人に求められる人物像をご紹介していきます。自分に当てはまるかどうかを見ながらぜひ参考にしてみてください。
最新の医療機器の扱い方を説明したり、患者さんに適した機器を選択・提案したりなど、深い専門性を持っていないとできない仕事ばかりです。自分の専門領域に対する絶え間ない勉強を行う習慣を身につけ、誰よりも詳しい状態をキープする勤勉さが必要になります。
医師や検査技師、看護師などとのコミュニケーションを密に取る必要があるため、信頼関係を構築できるコミュニケーション能力は非常に重要です。医療従事者である専門家と対等に話すことは、どれだけ知識を習得し自信を持てるか、機器を治療に使う根拠を説明できるかにかかっています。信頼関係ができれば患者さんの治療計画を考えるミーティングでも、よりよい話し合いができるようになります。
医療機器業界では他の業界に比べて非常に厳しいルールを持っています。このルールを遵守し、倫理観を持って仕事に向かう姿勢が必要となります。人の命を扱う仕事であることを理解し、どんな状況でも自分を律しながら仕事をすることが重要です。
大手上場企業で高収入の仕事として有名な、医療機器メーカー営業の仕事内容とやりがいをご紹介しました。日常生活では触れ合う機会のない仕事ですので、具体的なイメージがつかなかった方も多いと思います。
しかし、今回ご紹介したことによって命を救うサポートができる仕事の魅力を感じた方もいるはずです。確かに勉強は大変ですが、それ以上にかけがえのない価値のある仕事を実施できるため、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。自分にフィットすると感じた方は、ぜひ就活の応募候補の職種に加えてみては?
執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。