職歴がないのは寂しいですが、アルバイトに関して記述する必要はありません。転職をする際は学歴欄の下に一行空けて職歴と書き、これまで行ってきた仕事について記述していきます。
正規雇用に近い正社員や契約社員などの就業経験があれば「職歴欄」に書くことができます。バイトについては学生時代に力を入れたことなど、別のエピソードに活かせますので、そちらに盛り込んでアピールしてください。また、学歴として浪人したことは書かなくて大丈夫です。なお、中退に関しては中途退学という言葉を使い、「◯✕大学 ◯✕学部 ◯✕学科 中途退学」と書きましょう。何か理由がある場合は理由を書くのも問題ありません。
1年以上留学を経験した場合は、留学していた年月と国名そして留学先の大学を記述するようにしてください。1年未満の場合は不要です。また、休学された場合は何によって休学したのか、明確に書く必要があります。何ヶ月間何をして休学したのかを書いてください。休学と書いた下の一行に詳細を書いて次につなげます。
転入の際は1つ目の学校に入学した後、転入した学校を書いて、学校名の横に「転入学」と書きます。そして、その次の行で同じ学校を書いて卒業と書いてください。編入の場合も同じく、編入した学校を書いて学校名の横に「編入学」と書きます。その次の行で同じ学校を書いて卒業と書けばOKです。学歴欄に記述すべき項目を網羅することができました。
学歴欄を書き終わったら、最後に一行空けてその下の行に職歴と中央揃えで書きます。その後さらに次の行に「なし」と書き、そのさらに次の行に右揃えで以上と書けば学歴欄、職歴欄の記述は終了です。
履歴書やエントリーシートの学歴欄の書き方を一挙にご紹介しました。学歴欄を生かしてさまざまな経験をわかりやすく、先方企業が質問しやすいように見やすくまとめることで、履歴書やエントリーシート全体が面接に呼びたいと感じてもらえる仕上がりになったのではないでしょうか。正しい書き方を学んで、選考突破が可能になるような履歴書・エントリーシートを作成してみてください。
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執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。