次に、平井先生に各ポイントを踏まえた眉毛メイクを実践してもらいました。モデルは日本大学4年生の石橋美帆さんです。
まずはコームを使って眉毛をきれいに整えます。女性の場合、眉毛をカットしている人が多くいますが、「整えすぎないように注意」とのこと。特に眉山や眉頭を剃ってしまうと、頼りなく見えるなど、マイナスの印象を与える眉になるのでNGです。
眉山・眉頭を剃っている人は伸ばすようにしましょう。
いきなりペンシルを使うのではなく、まずはパウダーを使って眉全体に色を乗せていきます。パウダーの色はブラウンなどナチュラルなもので、塗る量はパレットにトントンと軽く2回ほど置くように取るだけでOKです。塗るときは眉の中心から外側へ動かすようにしましょう。外側まで塗ったら、パウダーを足さずにそのまま眉頭も塗ります。これでナチュラルな質感に仕上がります。
ナチュラルメイクの場合、パウダーだけでもきれいな眉にすることができるので、ペンシルは必要ありません。ただ、眉がもともと薄いという場合も、あくまでも足りない部分を補足する形で使いましょう。ペンシルで眉尻を描くときは、必ず眉の黄金比に従って描くようにします。また、眉頭にはペンシルを使わないようにすることも、眉を濃くしすぎないポイントです。
もしやさしいイメージの眉にしたい場合は「眉の上側を描き足す」といいのだそうです。ただ、あまり濃いと上で説明したようにきつい印象になるので、描き足す際は濃くなりすぎないように注意しましょう。
メイクがわかりやすいよう、平井先生に顔の右側(写真向かって左側)だけ眉メイクを施してもらいました。色や形、また黄金比などのバランスをしっかりと意識することで、このようにナチュラルながらも立体感のある美しい眉になります。
また、パウダーの一番薄い色を指先に取り、眉頭の1センチほど下側から、鼻筋に向かって色を入れることで、眉と鼻筋が強調され美しく見えます。眉メイクと合わせて活用すれば、より好印象を与えるメイクになるでしょう。
いかがだったでしょうか? 今回平井先生に挙げていただいた就活用眉メイクのポイントは大きく3つ!
この3つのポイントと共に「アイブロウパウダーは眉の中心から外側」などのアドバイスを取り入れ、就活のシーンにぴったりな清潔感のあるナチュラルな眉を作ってみてください!
平井聡子先生プロフィール
株式会社美キャリアラボ代表。P&Gマックスファクターに15年勤務。2,600名が参加したメイクアップコンテストで最優秀賞を受賞。オペレーションマネージャーとして、採用面接や店頭販売のOJT、社内外での美容トレーニングやセミナーを担当する。セミナー回数は延べ1,000回以上。独立後、1万5,000名以上のビュティーアドバイス経験に基づいた「40歳からのメイク理論」など、独自のビューティーメソッドを提唱。美容や女性のキャリアサポートのカウンセリングや講演回数は多数。
結婚相談所「30歳からの美人婚活!フェアリーゴッドマザー」をオープン。
http://fairy-gm.com/
⇒株式会社美キャリアラボHP
http://bicareer.co.jp/
文・中田ボンベ@dcp
写真・中邨誠