「他社の選考状況は?」企業側が質問する意図と効果的な回答方法

「他社の選考状況は?」企業側が質問する意図と効果的な回答方法

2017/09/25

面接

「他社の選考状況は?」就活の面接で聞かれたときの回答方法

選考が最終面接に近づいてくると、増えてくる質問で一番困るのが「他社の選考状況は?」という質問ではないでしょうか。きっと面接で聞かれたときに困ったという経験を持っている方も多いはずです。「実は滑り止めだけど、本当のことを言ったら落とされてしまう」「どう伝えたらいい評価がもらえるのか?」などと不安になって、回答する際に顔に出てしまう学生も大勢います。そんなときでも他社の選考状況に対する質問の対処方法を知っていれば、質問をされても慌てることなく対応することができます。まずはその質問が出る面接の前段階から準備を進めておきましょう。この他社の選考状況の質問の回答次第で次の選考に進めるかどうかが決まる場合もあります。効果的な方法をご紹介しますので、自分の就活にぜひ役立ててみてください。

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■他社の選考状況を聞く理由

まずは、企業側が他社の選考状況を聞く理由を理解するところからスタートしましょう。この質問には下記3つの意味があります。

1.自社に来る気があるかの確認
2.他社に取られてしまわないかの確認
3.学生の客観的評価の確認

それぞれについて、詳しくご紹介していきましょう。

1.自社に来る気があるかの確認

まずは純粋に「内定を出したらこの学生は自社に来てくれるのだろうか?」という確認のために質問しているという意味合いです。自社が第一希望なのか、それとも滑り止めなのか、学生の反応を見て判断していきます。

企業側も採用人数が決まっているので、内定を出した後に多くの学生に内定辞退をされてしまうと、残っていた候補人材もすでに他社で内定を承諾してしまっているケースが多いため、またイチから採用活動を開始しなければなりません。

来る気持ちがない人に内定を出さずに、次点だった候補者を逃さずに採用するためにあたりをつけるのです。これを見誤ると、採用の数も質も担保するのが難しくなる傾向があります。そのため企業側全体・人事担当としてもしっかり把握しておきたい内容なのです。

2.他社に取られてしまわないかの確認

次に、自社がその学生を採用するかどうか迷っているうちに、競合となる企業に内定してしまい、採用できない状態にならないかを心配している場合もあります。特に同じ業界内であれば、内定を出すかどうか迷うレベルの人材をみすみす競合他社に渡してしまうことになるのです。

業界内でライバルとして拮抗している企業の場合は特に、内定が出ているかどうかは気になるところ。採用競合にも事業上の競合にも渡さず、できれば優秀な人材はすべて自社で抱えられる状態が理想と考えています。それが、企業の成長の大きな要因となることを知っているからです。

3.学生の客観的評価の確認

最後に学生自身を客観的に見るためにヒアリングする意味合いもあります。この規模の企業から内定がもらえる人材、特に競合となる大手企業などの内定を持っていれば、大手企業から内定がもらえる実力を持った学生であることがわかります。

内定がある効果としてはそういった実力を知る意味合い以外に、内定を持っていても簡単に就活を辞めるのではなく、自分の考えがあって就活を続けているわけです。そこには絶対何らかの理由がありますので、その質問もされる可能性が高くなります。

さらにそこの受け答えで説得力のある志望動機を伝えられれば、熱意だけでなく優秀さを感じさせることができるので、いい評価をもらえる可能性が高まります。このように企業側がこの質問をする意味合いや事情がわかってくると、どのように答えるのが正解なのか徐々にわかってきた方もいるのではないでしょうか?

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