就活の軸の見つけ方は? 面接・ESで的確に答えるコツ&回答例

就活の軸の見つけ方は? 面接・ESで的確に答えるコツ&回答例

2019/04/19

自己分析

面接

「就職先を選ぶ上であなたが大切にしている軸を教えてください」と言われたらなんと答えるでしょうか? 実際に面接で就活の軸とは? を聞かれたときに困らないように、今回は対策方法を紹介します。2次・3次面接ではこのような質問が頻繁に出てくるようになります。そのため1次面接が始まる前に準備を済ませておくと、安心して面接を受けることができるでしょう。

就活の軸の見つけ方 面接・ESで的確に答えるコツ

自身の強みや弱み、学生時代にがんばっていたことなど、就活における定番質問とは少し異なる、「就活の軸」に関する質問。どう答えれば印象がアップするのでしょうか? 面接官が就活生にこの質問をする意図は? 実際に面接やESで「あなたの就活の軸は?」と聞かれたときに困らないように、的確に答えるコツを回答例とともに紹介します。

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面接では言わないけど……就活生が自分の中で「就活の軸」にしていた基準10選

企業が「就活の軸」を就活生に聞く意味

就活生のみなさんには、自分にとっての「就活の軸」をしっかりと持ち、それに合致する企業であることを踏まえて選考に応募してくることが期待されています。ですから面接などで「就活の軸」を聞かれたときにうまく答えられないと、充分にその企業の魅力を理解できておらず、結局志望度合いが低いのではないかと勘違いされ、深く考えられていないと見られてしまう可能性も高いです。しっかりと事前準備を進めておきましょう。

学生の場合は実務経験がないため、企業の業務内容と自分の「就活の軸」を紐付けて考えることはなかなかハードルが高いでしょう。志望企業の仕事内容を深く理解できないまま就活が進んでいってしまう場合も少なからずあります。真剣に考えてみたものの、どうしても志望する業界が絞り込めず、志望企業が多岐に渡り、「就活の軸」と呼べるような共通点が見つけられないというケースもよく起こります。

そんな状況であっても自分が「就活の軸」にしていることがなんなのかを判明させるために、まず企業側がなぜこの質問をしているのかを理解しましょう。企業側としては、「就活の軸」を質問することを通して下記の3つを判断しています。

1.業界と企業研究ができているか
2.業界・自社への志望度
3.将来のキャリアとの一貫性があるか

それぞれ、詳しくご説明していきましょう。

1.業界と企業研究ができているか

「就活の軸」に選ばれるものとしては、事業内容や実際の仕事内容、働き方、社風、理念などさまざまな特徴が挙げられます。通常は業界の共通点として事業内容や仕事内容、他業界の企業同士であれば社風や理念や働き方などを共通点として挙げる場合も多いです。

志望している企業同士の共通点を見つけられれば、就活の軸にもたどり着きやすくなるので、就活の軸が見えてこない人は、まずは共通点を探すところから始めましょう。これがわかっている就活生に対しては、企業側としてもその人となりや企業選びにおけるこだわりを理解しやすくなります。そうすると、面接中にも非常にスムーズなコミュニケーションが取れるようになります。

2.業界・自社への志望度

就活の軸を質問することで、業界に対して、あるいは自社に対する志望度を測ることができます。本人が業界や企業をどのくらい理解できているのかが答えの中に含まれているからです。

具体的には業界自体の将来性や、業界内でのその企業の立ち位置などを理解しているか、その業界や企業の本当の魅力を何だと思っているか。それらが見当違いではなく、合っているかをこの質問で見抜くことができます。また、似通った業界内で迷っているのか、他業界も含めてどのような軸で選んでいるのかを把握できれば、自社にほしい人材だとなった場合でもどのようにアプローチすればいいのかという企業側のヒントにもなります。

このように、「あなたの就活の軸を教えてください」というたった一つの質問でもさまざまな切り口から見られているため、きちんと業界やその企業の仕事内容や理念などを理解して答えることが大切です。改めて時間を取って業界研究と企業研究を行っておくことをおすすめします。

3.将来のキャリアとの一貫性があるか

最後に一番大切になってくるのが、掲げている「就活の軸」と語っている「将来目指したいキャリア」との一貫性があるかどうかです。その人がどんな思いを持って自社の選考を受けに来たのか、思い描いている将来のキャリアと、実際の業界や仕事内容などが大きく外れていないかを確認することが大切です。

将来のキャリアと志望している理由の結びつきが弱い場合は、一貫性がないとみなされ評価が下がることが予想されます。そのため、話の筋道がわかりやすいかどうか意識しながら作っていくことが大切です。どういうところが見られているのかわかったところで次に就活の軸を決めていく方法をご紹介します。

「就活の軸」を見つける方法

就活の軸の考え方

自分の就活の軸がぼんやりした状態のまま、就活を進めていくと、上記のようにいざ就活の軸について面接で聞かれた際に太刀打ちできなくなってしまいます。早い時期から、大まかなものでもいいので自分なりの「就活の軸」を見つけておきましょう。就活の軸を見つけるには、下記のような項目から自分が働きたいと思う企業の共通点を探すことが大切です。

<「就活の軸」を見つけるために役立つ企業の共通点>

・思い描いている将来のキャリアと、志望企業のワークスタイルの共通点 
・事業内容の共通点
・実際の仕事内容 の共通点
・働き方の共通点
・社風、理念の共通点

他にもさまざまなものがありますが、どれを就活の軸にしたらいいのかわからない方はまずこの中で選んでいきましょう。どの項目を選び、どのように表現すればいいのか、次の3ステップを参考に就活の軸を作成していきましょう。

1.自己分析をして将来のキャリアを描く
2.将来のキャリアに必要な能力を身につけられる企業を探す
3.自分のキャリアと転職希望先とを結びつける共通点を探して軸にする

自己分析を済ませている場合、もしかしたらこのステップの段階まで完了している方もいるかもしれません。終わっている場合は問題ないのですが、もし終わっていなければ、ぜひ面接が始まる前までに用意しておきましょう。志望動機とも重なる部分が多く、自己PRなどにも使えるヒントをたくさん発見することができます。また面接で他の質問に対する受け答えもうまくできるようになるはずです。

将来のキャリアを決めた後に今の自分と将来のキャリアに必要な能力を比べ、その能力を身につけられる企業や仕事を探し、共通点を作りましょう。共通点を作ることができれば、何を就活の軸にして就職先選びをしているのか、それを身につけてどうなりたいのかが明確に伝わるため、非常に説得力のある面接ができるようになります。

軸が見つからない人は

就職活動において、企業分析をして就職先を見極めることは大切ですが、自己分析をすることも大変重要です。自己分析をすることで「就活の軸」がより明確に定まります。ここでは「就活の軸」を見つけるための、具体的な参考例をご紹介します

○「就活の軸が決まらない…」 具体例を参考に考える自分の軸の見つけ方

第二新卒の軸の考え方

新卒で就職をしたものの、何らかの理由で退職し、転職活動をする人もいるでしょう。こういった人は一般に第二新卒と呼ばれますが、はっきりとした「軸」を持っている人もいれば、自分が何がしたいのかわからなくなっている人もいるかもしれません。そんな第二新卒の方に役立つ「就活の軸」についてご説明します。

○第二新卒の「就活の軸」って? 転職に大事な軸の考え方とは

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