市役所職員(地方公務員)の志望動機の書き方【例文つき】

市役所職員(地方公務員)の志望動機の書き方【例文つき】

2017/08/19

志望動機

市役所職員(地方公務員)の志望動機の書き方

市役所職員というと、安心・安定のイメージがつきまとい、「定時で給与も上がっていくから市役所職員になろう!」と簡単に考えてしまう方も多いでしょう。民間よりも楽だと勘違いをして試験を受けると不合格になってしまう可能性も高いため、ぜひここで、志望動機の書き方と共に仕事の大変さを理解しておきましょう。

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■市役所職員の仕事っていったい何しているの?

民間企業と同じように、市役所にも総務部などの部署があります。ただし、都道府県、区民、市町村民の安心安全な生活を守るための仕事のため、範囲は多岐に渡ります。

ライフラインである上下水道整備、ごみ処理などの生活を支えるものから、納税や福祉、医療、生活支援などの何かあったときの対応、自治体としての基盤を支えるための経済、会計など。その他、学校運営管理などに関わる仕事や教育委員会、選挙管理委員会の事務局、自治体によっては観光振興などの部署がある場合もあります。

■市役所職員の仕事、職場環境を知ろう!

意外と知られていませんが、市役所職員は異動が多い仕事です。自治体にもよりますが、多くは3年~5年程度経ったら異動というジョブローテーションを行います。楽なイメージのある窓口業務以外に、生活支援などの部署であれば生活保護受給者のお宅に訪問して、生活保護受給の該当となるような暮らしをしているかどうかの確認業務。納税課であれば、税金を滞納している方の財産を差し押さえるなど、さまざまな業務があるのです。

一般の方なら、納税課くらいしか関わりがないことがほとんどです。そのため、研究してからでないと志望動機を書くのも危険でしょう。部署異動があることを知らなければ、1つの部署に対してだけの熱い思いを伝えてしまうはず。「部署異動するけどどうするの?」と面接で質問され、答えられない状況に陥る可能性が高いのです。

また、研究が足りなければその自治体が何に力を入れているかを把握しておらず、民間より楽な仕事だと思って応募してきていると思われるかもしれません。そうなれば、やはり落とされてしまう可能性が高まるでしょう

■市役所職員(地方公務員)試験の内容と重視されるもの

市役所職員(地方公務員)試験では下記項目で二次試験までが行われます。期間は受験する自治体によりますが、一般の就活とほぼ同時期となる大学4年の4月~9月が多いでしょう。

・一次試験:筆記試験
・二次試験:小論文や面接

さらに文系職種と理系職種に分かれており、試験科目も異なります。

・文系職種:行政、法律、経済
・理系職種:建築、電気、機械

大学で文系専攻の方が理系に行くことはほぼないため、行政、法律、経済が試験分野となります。分野の名前が大学にある学部と同じ名称であることから想像できますが、試験範囲が非常に幅広いという特徴があります。その数は、なんと30科目程度。勉強範囲が多岐に渡るため、1年程度、また科目の取捨選択が必要とされるでしょう。十分な準備期間と取捨選択を間違えないための情報収集と検討を重ねてください。

試験内容の配分は以前まで筆記試験で大勢がふるい落とされ、面接は順当に行けば受かるという特徴がありました。しかし、最近では人物重視となってきており、面接の配分が大きくなってきているのです。筆記試験の結果がたとえ悪くても、面接で試験に合格するといったケースが増えてきています。

この結果を見ると、非常に志望動機の重要性を感じることができます。では、実際に志望動機を作るのに必要な市役所職員の仕事の魅力と、向いているタイプを見ていきましょう。

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