市役所職員(地方公務員)の志望動機の書き方【例文つき】

市役所職員(地方公務員)の志望動機の書き方【例文つき】

2017/08/19

志望動機

■市役所職員の志望動機の書き方ポイント

市役所の志望動機の書き方と例文

市役所職員の志望動機では、ここで取り上げる3つのポイントを意識してみてください。

1.地域貢献などの当たり前なワードを避ける
市役所職員に向いている人の項目に地域貢献を挙げていますが、それは必要最低条件です。自治体に来ているわけですから、その地域に対する貢献がしたいというのは当たり前で志望動機にはなりません。

志望動機の中でも1番に口に出す人が多く、定時で帰れるからという理由を隠すために使うケースも多いため、避けるのが望ましいでしょう。

2.財政に触れ、コスト意識を盛り込む
地域貢献や営利目的ではない仕事と捉える人も多いですが、自治体は少子化で歳入が減っているため、かなり厳しい財政状況となっています。民間企業に置き換えると、売り上げが立たず下降の一途をたどる中でどのように業績を回復させるかというミッションを背負っているようなものです。

そんな企業に「社会貢献がしたいです」という志望動機を伝えたらどんな反応になるかは想像できますね。どのような貢献をし、財政を回復していきたいと考えているのかを伝えるようにしましょう。

3.なぜその自治体でなくてはならないのかを盛り込む
たくさん自治体がある中でどうしてその自治体を選んだのか、あるいは自治体が行っている政策について理解していることを伝えましょう。特に地元以外の自治体を志望する場合は、相手が納得するように政策や地域の特徴について述べることが必要です。

このようなポイントを押さえながら志望動機を作成することで、説得力のある志望動機を作ることができます。では次に例文をご紹介していきます。

■市役所職員の志望動機の例文

市役所職員の志望動機の書き方ポイントを押さえた志望動機例文をご紹介します。ぜひ参考にご覧ください。

市役所職員の志望動機の例文1)Uターンの場合ーーーーーーーーーーー

◯◯市が行っている防災活動が人の命を救ったことを聞き、大変感銘を受けました。それをきっかけに被災地へのボランティアを行い、大学では防災に関する授業で人命を守る方法、被害を最小限にする方法を学びました。

台風による被害が多い◯◯市で市民が安全に暮らせることはもちろん、被害を最小限に食い止めることで損失額を減らし、財政にも貢献できればと思っております。学んだことを通じて小さい頃から自分を育ててくれた◯◯市を支えていきたいと思っております。

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市役所職員の志望動機の例文2)縁がない地域を志望する場合ーーーーーーーーーーー

以前テレビで◯◯市の過疎化についての特集を見てから、地域の活性化について興味を持ち、大学ではまちづくり学部を専攻しました。何度も訪れて感じた◯◯市の知られていない魅力をぜひ市外、県外にも伝えていきたいと考えています。特に地元で愛される特産品◯◯やきれいな◯◯湾でのダイビング、豊かな自然で暮らすライフスタイルなどを提案し、まずは近隣県からの観光客を誘致したいと考えています。

大学時代に地元□□市での観光イベントに参加し、特産品を宣伝する広告で売上を上げた結果、イベントの後に□□県のアンテナショップから商品を卸す依頼が来た経験を活かし、◯◯市に貢献したいと考えております。

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Uターンの場合と縁のない自治体に志望する場合の2つの例をご紹介しました。3つのポイントを押さえながら書かれていることで説得力のある文章に仕上がっています。

1つ目の例文では、台風被害が多い地域で被害を減らすことで財政に貢献すること、自分を育んでくれた地域に対しての恩返しというキーワードが出ています。そして2つ目の例文では、テレビの特集をきっかけに訪れた自然などの素晴らしい自治体が抱える過疎化問題を特産品や新たなアクティビティー、ライフスタイルの提案などを行うことで活性化していきたいというキーワードで説得力のある文章に仕上げています。

両方とも大学時代の経験を織り交ぜて活かせる能力をアピールし、魅力的な志望動機になっています。

■市役所職員の志望動機の書き方まとめ

市役所職員(地方公務員)試験の合格に欠かせない志望動機の書き方と世間のイメージとは違う市役所職員の仕事の実態をご紹介しました。書き方のポイントを押さえることで「この学生はわかっているな」と思ってもらえる魅力的な志望動機を作ることができるはずです。面接官が納得する志望動機を作り上げて、無事内定を勝ち取ってみてください。

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執筆:高下真美(ナレッジ・リンクス)

新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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