面接で絶対聞かれる質問とは? 回答例を参考に説得力ある受け答えをしよう!

面接で絶対聞かれる質問とは? 回答例を参考に説得力ある受け答えをしよう!

2017/05/10

面接

面接の緊張する場面で想定していない質問をされ、頭が真っ白になってしまった……そんな経験をお持ちの方も恐らく多いことでしょう。後になってから、「事前に質問事項を知っておけば対策も立てられたのに」と悔やんでしまう、そんなみなさんのために、今回は面接でよく聞かれる質問を回答例と一緒にご紹介します。面接をクリアして採用を獲得するために、入念な事前準備を行ってから面接に臨んでみてはいかがでしょうか。

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目次


1. 面接で質問する理由
2. 面接でよく聞かれる項目と回答例
3. 面接の質問対策まとめ

面接で質問する理由


面接での質問には、書類だけではわからない要素を知り、よりその人を理解したいという意図があります。そのため、面接では単純に書類に書いた内容を繰り返すのではなく、違う観点やエピソードを盛り込むこと。また「なぜそうしたのか」など、あなたの長所をより引き立てる要素を入れることが大切です。これを基本として、詳しくは回答例を交えながらご説明していきしょう。

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面接で定番といえる質問は、具体的に下記の5項目が挙げられます。

1.志望動機、自己PR、自己紹介、長所・短所
2.他社選考状況、自社が第一志望かどうか、就活の軸
3.ゼミでの研究、卒論のテーマ、大学・学部を選んだ理由
4.学業以外で力を入れたこと、サークル・部活動
5.将来のキャリアステップ、入社したら何をしたいか、5年後の自分


一通り「自分ならどう答えるか」を考えて対策しておくと、本番でも落ち着いて行動できます。各項目について回答例を挙げますので、参考にしながら自身の回答を作成しておきましょう。

面接で定番の質問1.志望動機、自己PR、自己紹介、長所・短所
この質問では、下記の3点を押さえることが大切です。

・その企業に求められていることが、自分の長所やアピールポイントであること
・その企業が伸ばしていく分野が自分のやりたいこと
・その企業への志望度が高く、考え方がフィットすること

何を聞かれても、この3つを盛り込んで伝えるようにしましょう。

<質問例>
志望動機を教えてください。
<回答例>
「私は◯◯地域での取引を強化したいと考えており、それを実現できるのは御社の◯◯分野だけだと思っております。なぜこれを実現したいのかというと、御社が◯◯分野に注力されてからその周辺国の経済が活性化し、人々が豊かになったことを知ったからです。ボランティア規模ではなく、商社の一員として◯◯地域に関わることで、数年でダイナミックな変化がもたらせること、そしてそれが業績に繋がるというWINWINのビジネスが素晴らしいと感じたからです。商社の中でも◯◯分野に力を入れていらっしゃる御社で、部活で培った向上心と人を巻き込む力を発揮し、貴社に貢献したいと思っております。」

面接で定番の質問2.他社選考状況、自社が第一志望かどうか、就活の軸
これは、内定を出したのに入社してくれないというミスマッチを起こさないための質問です。もちろん、第三志望であっても第一志望と答えるのが正解と言えるでしょう。しかし意外と顔に出てしまう方や、明言できずに第一志望でないことがわかってしまう方が多いようです。そのため面接でこの質問をされたら間髪入れず「御社が第一志望です」と伝え、その後に先に取り上げたような志望動機を伝えましょう。

面接で定番の質問3.ゼミでの研究、卒論のテーマ、大学・学部を選んだ理由
この質問は「学業を選択した基準」(価値観)と「実際に実現できたのか」(目標を定めて行動し、成果が出せる人か)という部分を見ています。大学入学時点で将来に繋がる学部を選べていればいいのですが、大学で勉強するなかでキャリアが決まった、変わったという人も多いはず。その場合は、自分の価値観と目標達成のプロセスの2点をアピールしましょう。学歴重視で学部を選んだという方は、学問の特徴などから仕事で活かせるポイントを見つけてアピールするようにすると効果的です。

<質問例>
あなたが法学部を選んだ理由はなんですか?
<回答例>
「社会人として必要な一般常識、また、身につけた法律的な観点を持って対応できるようにと考え、法学部を選択しました。自分で書類を作成するときなどにも、この観点を持っておくと役立つと考えております。」

例えば法学部出身だと、「なぜ弁護士にならないの?」などと質問をされる場合があるでしょう。しかし、その回答を1つでも用意しておけば、問題なく切り抜けることができます。

面接で定番の質問4.学業以外で力を入れたこと、サークル・部活動
この質問は、その学生の物事に対する取り組み方、そして取り組みの成果を具体的なエピソードで聞くことで、下記2点を確認するために行われます。

・自社に合う人材かどうかを判断する
・組織の中で協調性がどのように培われたか


これらを表すために、下記4点を盛り込んだアピールをしましょう。

・取り組みの工夫ポイント
・その取り組みをしようと思った理由
・取り組んだ成果
・協調性を発揮できたエピソード


<質問例>
学業以外で力を入れたことはなんですか?
<回答例>
「コンビニでのアルバイトです。アルバイト先で店長とスタッフ間のコミュニケーション問題を解決したことで対前年90%に落ち込んでいた業績を105%に回復させることができました。店長は新しく来た方で、これまでのやり方を一新する方針、対して古株のアルバイト・パートスタッフはこれまでのやり方を継続したいという状況になっていました。皆その店舗をよくしたいという思いは共通だったので、店長とスタッフそれぞれが重要視しているポイントを伝えることで、是正する理由、反対する理由をお互いが理解してくれるようになりました。その後、話し合いの場を設けるよう提案し、アルバイト・パートの経験を活かした意見を盛り込んだ改善を行い、業績回復を実現することができました。この経験では、コミュニケーションロスの問題と同一の課題に対してさまざまな捉え方があること。また、全員の目的が一致したときの強力なパワーを体感することができました。」

例文のように4つのポイントを押さえることで、仕事でも役立てられそうな力を持っていることがイメージできるようになります。こうしたエピソードを、発揮できる能力別にいくつか用意しておくと、どんな企業の面接でも対応することができるでしょう。

面接で定番の質問5.将来のキャリアステップ、入社したら何をしたいか、5年後の自分

この質問は、面接の中でも非常に多く投げかけられる項目。以下の3点について見られています。

・◯年後を想像するという意欲があるか
・やりたいこととの整合性がとれているか
・自主的に目標を作って仕事に取り組むことができる人材か


ここで何もイメージができないという方は、仕事の情報収集が十分でない可能性が。OB・OG訪問などを行い、具体例をもらって想像するのが1番早いでしょう。

<質問例>
5年後の自分を想像してみてください。
<回答例>
「5年後には◯◯分野のプロジェクトを推進する立場になり、全員を巻き込んで成功に導く営業でありたいと思っております。」
「アルバイトでは人を巻き込む力を活かして、問題を1つ1つ解決し、成果を上げてきました。そこで培った能力をプロジェクトの推進に役立てたいと思っております。」
「5年後にその位置に立つためには営業としてお客様との関係性を築く力はもちろん、◯◯分野に対する基礎知識、上司・先輩が行っているプロジェクト推進成功のポイントを学び、実践できるようになるよう、それぞれ期間を区切って習得していきたいと考えております。入社直後から即戦力となれるように、営業のインターンを行い、基礎を身につけておきたいと考えております。」

明確な目標設定とそのためのプロセスも答えているため、非常に説得力のある文章になっています。これだけ深く考えていると、志望意欲も高いことがうかがえるでしょう。

面接の質問対策のまとめ


面接で質問されることが多い5項目を、回答例つきでご紹介しました。「どんな質問も、面接の場で組み立てて会話すれば大丈夫」などと考えている人でも、慣れるまでは上手くできない場合が多いはず。どのような状況に陥っても面接が上手く進められるよう、ぜひ事前準備を行ってください。 事前準備を行ってから面接に行けば、緊張度合いもかなり緩和されるので一石二鳥。就活成功のために、一通り用意してみてはいかがでしょうか。


執筆:高下真美(ナレッジ・リンクス)


新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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