就活中の学生のみなさんの中には、外資系企業を志望先に考えている人もいるでしょう。日本企業と平行して志望しているという人も多いかもしれませんね。ではそんな外資系企業への就活は、日本企業とどこが違うのでしょうか? 今回は、外資系の就活の特徴や、対策。面接突破のコツなどをまとめてみました。
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外資系の就活の流れは、基本的に日本企業と変わりません。インターンがあり、エントリーがあり、説明会があり、面接があります。そして面接を突破すれば見事に採用です。ただし、日本企業と外資系企業とでは、就活の開始時期が若干異なることがあります。
日本企業の場合、経団連加盟企業だと選考開始時期は4年生の6月から。逆算すると、3年生の夏から冬にかけてインターンが行われ、3年生の3月や4年生の4月に説明会が行われるということです。しかし外資系企業の場合、3年生の夏にインターンが行われるのは一緒ですが、そこからのスケジュールが短く、3年生の秋に説明会やエントリーシートの締め切りがあり、だいたい11月の後半から12月に本選考となる面接が始まります。逆算すると、3年生の春からインターンに向けて動かないといけない、ということです。
外資系企業の就活の特徴として、インターンを非常に重視していることがまず挙げられます。外資系企業のインターンは、講義や討論会など、「この問題を解決するにはどうすればいいのか」といった、グループワーク形式を用いていることが多く、実践的なディスカッション能力、コミュニケーション能力が見られています。ここでその会社の求める能力を発揮できれば、インターンの場で選考対象となることもあります。もちろん会社見学や業務見学といったインターンを行う外資系企業もありますが、その場合も具体的な質問をするなど、積極性が注目されます。
「外資系だと英語が必要なのでは」と思う人も多いかもしれませんが、当然ながら英語スキルは重視されます。TOEFLやTOEICのスコアが応募条件に挙げられており、TOEICだと900点以上のスコアが条件として提示されていることも珍しくありません。さらに英語で面接が行われることもあり、英語での高いコミュニケーション力も求められます。
他に、外資系企業では4年間通してのGPA(Grade Point Averageの略、成績の平均点)の提出が求められることもあります。GPAは一般的に2.0-2.7あたりが平均であるとされていますが、有利に就活を進めたいのなら3.0以上にはしておきたいところです。
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