【旅行業界の志望動機】選考を通過する書き方のポイントと例文3選

【旅行業界の志望動機】選考を通過する書き方のポイントと例文3選

2022/01/07

志望動機

相変わらず就活生に人気が高い旅行業界。人気が高いだけに志望動機を作成する際は、しっかりと戦略を練る必要があります。ここでは、どうすれば選考を突破する志望動機が作成できるのか、その書き方とポイント、注意点を説明し、例文も紹介します。

そもそも旅行業界とはどんな業界?

ホテルや旅館・ペンションなどの宿泊施設、航空会社・バス会社・JRなどの交通機関と旅行希望者との間に入り、ツアー企画食事・観光等の手続きや契約旅行希望者の相談に対応すること、旅行会社によってはツアー旅行の添乗をし、ガイドなども行う仕事を指します。

旅行希望者が個人で旅行を企画するよりも安価で宿泊などの旅行契約をすることができるメリットがあります。あなたも旅行会社が組んだツアーに一度は参加したことがあるのではないでしょうか。 旅行業界は、楽しいばかりではなく、いわゆる繁忙期は世間が休みのときになるので友達などと会える機会が少なくなってしまうこと、変化の激しい業界のため、対応速度や逆境を乗り越える力などが必要になります。

旅行業界にはどんな職種がある?

旅行業界で携わる可能性がある仕事をご紹介します。

ツアープランナー

パッケージとなっているツアーの企画、旅行希望者の要望に応えたツアー旅行の企画・提案。それに伴い、現地視察、滞在先の選定、日程調整を行います。旅行希望者の多くのニーズをキャッチし、観光スポット・適した交通機関・宿泊先を企画し、ホテルや旅館などの宿泊手続きやバス、電車などの公共交通機関や、航空チケットなども併せて行う仕事です。

たくさんある旅行会社の中から、独自のカラーを打ち出し、「◯◯ならこの旅行会社!」と言われるようなツアー企画を組み立てられる力が必要です。

ツアーオペレーター

ツアー旅行に必要となる『素材』集めをする仕事。素材というのは航空チケットやホテルの客室、貸し切りバス、土産店の時間、レストランの席などを指します。よいツアーを作るためにはよい素材がないと成り立ちません。海外や国内などにあるそれぞれの法人や施設と交渉し、予約を確保することが必要となります。

よい素材をより安く仕入れることで、ツアー旅行の魅力が変わってきますのでその辺がやりがいとなります。

カウンターセールス

旅行会社が持っている実際の店舗カウンターで旅行希望者の相談を受けたり、ツアーを販売したりする仕事。それに伴い販売、予約、チケッティング、パスポートの確認、旅行保険の手続きなど、関連する仕事をもらうときにやる必要があります。

個人の好みが細分化してきている現在、さまざまな要望に対応できる知識や、求めているものを発見して提案する力が必要です。たくさんある旅行会社の中から選んでもらうために求める内容を押さえ、心をつかめる能力が必要となります。提案がよければその旅行会社で旅行するリピート客も増えていくため、やりがいは非常にある仕事です。

アウトセールス

先程のカウンターセールスとは真逆で店舗勤務ではなく外に向けて営業活動するのがアウトセールスです。旅行会社のツアー企画を支えるのは官公庁、会社や学校などの団体旅行。団体旅行にかけられる費用は景気や会社が置かれている状況などにより変動するため、その時々の状況を正確に捉えて提案することが大切です。

個人旅行ではなく団体旅行の場合は、数十人から数百人単位での受注となるため非常に大きな売上となります。またその旅行がよければ継続して受注できる可能性が非常に高いため、1回の取引成功が長きにわたって継続する面白さもあります。

メディアセールス

先ほどご紹介した2種類のセールスとは全く違う形式をとっているのがメディアセールス。新聞や雑誌、DMインターネットなどのメディアに対してツアーを直接販売する形式です。

どのメディアを選び、そのメディアにフィットした広告方法をセットできるかで反響が大きく変わるため、読みが当たったときの喜びは非常に大きいでしょう。過去のデータ、顧客特性などを把握し、そのデータを基に効果を予測する力が必要になります。

チケッティング

旅行には予約や発券が欠かせない仕事となっています。コンサートや美術館などの施設や、航空チケット、列車、船、バスなどの交通機関、ホテルなどの宿泊施設等の予約や発券作業がチケッティングの仕事です。どのルートを選ぶかによって金額や時間が変わることも。そのため、経験や知識が必要となる仕事です。

ツアーコンダクター

古い言葉で言うと添乗員。ツアー旅行を指揮する役目の仕事です。他の仕事と違い旅行自体が仕事であり、誰よりも高頻度にさまざまな地を訪れることができます。生涯現役でいられる仕事でもあり、間近でお客様が喜んでくれていることを見られるのも魅力的なポイントです。

旅行業界志望動機の書き方

旅行業界の志望動機でよくあるのが旅行の経験を基に自分がプロデュースする側に回りたいというもの。他の仕事もそうですが、自分が利用する側と提供する側では感じる喜びが違うことを理解しなければなりません。

旅行が好きでお客様が喜んでいるのを見たいという人もいると思いますが、セールスの多くはお客様が喜んでいるところを見ることができません。契約した後に会うことはほとんどなく、実際に旅行がどうだったのかまではわからないことが多いのです。

「旅行が嫌い」という人は、あまりいないでしょう。しかし、ただ旅行が好きという気持ち、あるいはこの旅行を経験してほしいといった願望だけでは、強い意欲には思えません。数ある旅行会社の中からその会社を選んだ理由や、厳しいことがあってもくじけない強いモチベーションがどこにあるのかを説明することが大切です。

旅行業界の志望動機の書き方 5つのステップ

上記の内容を含めてこの5つのステップを参考に進めてみてください。

1.旅行業界の研究と企業・職種を研究する
2.その職種に役立てられそうな自分の長所、その先につながるキャリアプランの抽出
3.キャリアプランと経験できる仕事にズレがないか
4.なぜあなたの経験がその企業で生かせるのか
5.仕事で得たい喜びとその仕事の喜びは合致しているか

次から紹介する例文を参考に志望動機を組み立ててみてください。

旅行業界の志望動機例文集

旅行業界の職種・仕事内容・やりがいをチェックしたら、次は志望動機の例文を見てみましょう。

旅行業界の志望動機例文1

私が貴社を志望する理由は、どの旅行会社に比べても日本各地に強いリレーションを持っていらっしゃるからです。なぜかというと中学生の時に経験した海外留学で、海外から見た日本を初めて意識し、知られていない日本の素晴らしさを改めて実感したからです。 まだ知られていない日本の伝統的な文化や芸術などをツアーに盛り込み、知ってもらう価値を意識してツアーを作っていらっしゃる貴社で、日本人であることに自信を持てるような旅行を企画し届けていきたいと考えております。 大学ではサークルや研究室の団体旅行を全て計画・手配、日本の新しい価値を知ってもらう喜びの経験をしてきたため、日本中にたくさんのリレーションを持っている貴社でこの力をぜひ生かしたいと思っております。

例文1では、志望動機に貴社でなくてはならない理由をはっきりと述べていて好印象です。企業研究をしていることが伝わりますし、海外留学という具体的な経験も述べています。また、大学のサークル・研究室の団体旅行を通じて「日本の新しい価値を知ってもらう経験」をしているので、旅行業界で働きたい意欲が伝わります。

旅行業界の志望動機例文2

就職活動において旅行会社を選んだ理由はこれまで15カ国の海外旅行をしており、その中で感動はもちろん、無力さや、世界の各地で起こっている物事を知る必要性を体感したからです。 旅行によって感動し、また訪れたいというモチベーションが生まれること、無力さを痛感してさらに成長意欲が湧くこと、これまでの得た知識を海外に持っていく動機が誕生するなど、旅行してみなければ生まれなかった経験をすることができます。仕事を通じてその経験を生み出していきたいと考えております。 貴社は、一般的なツアー企画はもちろん、まだ観光名所として知られていない国や地域を発見し、旅行希望者に提案をされており、私の生涯かけてやりたい仕事と合致したため、志望させていただきました。

例文2では、志望動機として15カ国の海外旅行経験から得た「体感」を述べていて好印象です。実際の経験から得られた思いを具体的に書くことで、採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらうことができるのです。会社を選んだ理由においても、しっかりと企業研究をしてきたことが伺えます。

旅行業界の志望動機例文3

私は、幼少時代イギリスで暮らした経験があり、海外から見た日本と、日本から見た日本の視点を持っており、この2つの視点から旅行の企画ができると思い貴社を志望しました。個人ブログでも両国の魅力を発信してきましたが、「自分の国にこんなに魅力があるなんて知らなかった」というコメントをいただくことがあり、自国のよさに気付いていない人がいることに気付かされました。ブログ活動は大学入学から始め、3年間継続しています。 日本人に海外を紹介する旅行、日本人に日本を紹介する旅行、海外の人に日本を紹介する旅行、と3つの視点で旅行を企画している貴社であれば、私の視点とブログ活動の経験を生かしながら旅行の企画ができるのではないかと思っております。

例文3では、海外と日本の滞在経験から来る視点、ブログ活動により、海外・日本の魅力を発信する姿勢が評価されます。視点と情報発信力により、旅行プランを事務的に企画するだけでなく、「思いを持って旅行の企画を立ててくれそう」と採用担当者に感じてもらえるでしょう。

旅行業界の志望動機NG例文

旅行業界の志望動機で書いてはいけない例文も見ていきましょう。NG例文を比較検討することで、よりよい志望動機を書くための参考にすることができます。

NG例文

私は大学時代に世界中を旅行してきました。世界中を旅した経験から「旅行は素晴らしいものだ」という感想を持っています。この思いを多くの人たちに共有したいと思い、旅行業界のリーディングカンパニーである貴社を志望しました。 私はテニススクールで受付の仕事をしており、コミュニケーション能力に自信があります。貴社ではお客様に旅行プランの提供を行うことがあると思います。私のコミュニケーション能力を生かし、お客様に最適な旅行プランを提供していきます。

NG例文では会社を志望した理由が曖昧です。「旅行は素晴らしいものだ」という理由だけでは、「自社でなくてもよいのでは?」という疑念を採用担当者に抱かれてしまいます。

また、自身のアピール力も弱くなっています。旅行プランの提供では確かにコミュニケーション能力が必要とされますが、受付の仕事をしていたからといってコミュニケーション能力があるとも言い切れません。ふわっとしたイメージでアピールしようとしている点がNGです。

まとめ

変化が激しく、対応力が求められる旅行業界。どの業界にも共通することではありますが、「旅行が好き」という理由だけで仕事を続けることは難しいでしょう。会社で役に立てる能力があり、自分のキャリアプランと合致していること。それが、お互いにとって幸せなマッチングを実現してくれます。自分の充実した社会人生活のためにも、ぜひ真剣に志望動機の作成に取り組んでみてください。


監修・文/山崎英理夫
人事コンサルティング歴4年、人事歴8年。人事コンサルタントとして教育研修のプログラム開発、人事制度診断等を提供。また、企業人事として新卒・中途採用に従事し、人事制度構築や教育研修の企画・運用など幅広く活動。この経験を活かし、人材関連の執筆にも数多く取り組む。
http://erinanase.com/

おすすめ記事

Intern sp bnr d2 03

人気記事ランキング

新着記事

イベント

もっと見る

ページトップへ