リシュ面という面接手法をご存知でしょうか。リシュ面とは、履修履歴面接を略したもので、学生の成績証明書などを見ながら行われる面接のことをいいます。これまでの学生時代の経験を問う人物評価よりも有用だとされる新しい面接の手法で、経団連からも推奨されるようになったものです。今回は、リシュ面とはどういうものか、企業がリシュ面を行う理由とその目的についてまとめました。
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リシュ面とは、履修履歴面接のことを略した言葉です。就職試験の面接において、学生の成績証明書などを見ながら、大学でどんなことを学んだか、どのようなことに力を入れたかなど、主にこれまでの学習内容について質問を行っていきます。リシュ面の時間は、主に面接の最初の数分間に設けられます。このリシュ面は、経団連の定めた「採用選考に関する指針」にも提言されている手法。自己分析よりも本当の学生の姿を捉えることができると注目されています。
以前は就活の面接といえば、学業以外の社会性を自己アピールすることが多かったのですが、内容を誇張する学生もあり、あまり人物判断に役立たなかったこともありました。また、履修履歴を参照しない場合では、力を入れた学業に関しても志望先企業に合わせて変化させるなど、実態を反映しないこともしばしばありました。しかし、履修履歴を見ると、学んできたことなどは一目瞭然です。さらにその内容について質問を行うことで。学生の資質を測ることができます。仕事における行動特性についても判断の目安となるでしょう。