ストックオプションの注意点は、いくら制度が整っていたとしても、企業の株価が上昇しない限りには従業員にとって意味をなさないことです。そのため、ストックオプションでの利益を期待して会社を選ぶことはあまり効果的ではありません。
さらに、オプションを行使した場合でも、売却のタイミングを誤ってしまうと思ったような利益が得られない可能性も十分に考えられます。あくまでも、臨時ボーナス的な考え方で捉えておくほうが賢明です。
ストックオプション制度は、企業の業績が好調で株価が上昇した場合には大きな利益が得られるため、仕事へのモチベーションにも繋がります。とはいえ、ストックオプション活用による収益は保証されているものではないということに注意が必要です。しかし、もう少しのところで希望する企業の給与水準に不満足の場合、念のためストックオプションの有無についても目を向けてみるのもよいでしょう。
文・学生の窓口編集部