内々定とは? 内定との法的な差や取り扱いの違いについて徹底解説

内々定とは? 内定との法的な差や取り扱いの違いについて徹底解説

2017/02/01

就活の基礎知識

就職活動中に頻繁に耳にすることもある言葉「内々定」。皆さんはその意味を正確にご存知ですか? 「内々定」は簡単にいえば、内定を出すことを約束する、というものです。しかし、単純に内定よりも早い時期に行われるだけではなく、法的な意味や取り扱いも異なります。そこで今回は「内々定」について、内定との違いや、就職活動における影響について詳しくまとめてみました。

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■内々定とは?

内々定とは、正式な内定通知が出されるより前に、企業が内定の約束を行うことをいいます。
多くの大企業の場合、経団連に所属しており、新卒採用のスケジュールは経団連の指針に従っています。就職活動に解禁日などがあるのはそのためで、内定出しは就職活動解禁日以降に、内定日および内定式は卒業年度の10月1日以降に行われるのが通例です。
しかし、実際の採用活動は、経団連所属企業であるかどうかに関わらず、経団連の指針より前倒しで行われています。選考解禁前に「内々定」として採用を約束される学生もいるのが現状です。

■内々定と内定の違いは、法的効力があるかどうか

内々定は、あくまでも内定通知を約束することであり、法的には拘束力がありません。しかし、内定は、「始期付解約権留保付労働契約」という労働契約の一種。内定通知を受け、内定承諾書を提出することで、法的効力を持つようになります。したがって内定の場合は、しかるべき取り消し理由がない限り取り消しは認められません。理由のない取り消しを行った場合、企業には賠償責任が発生します。内々定の場合には、そのような責任は発生しません。

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