クレペリン検査とは? 検査方法と就職試験のために知っておきたい対策を紹介

クレペリン検査とは? 検査方法と就職試験のために知っておきたい対策を紹介

2018/05/28

Webテスト・筆記試験

クレペリン検査(内田クレペリン精神検査)とは、受験者の精神状態や処理能力を調べるために行われる検査のこと。受験者は1列に並んだ1ケタの数字を左から右に足し、答えの数字下一桁を数字と数字の間に書き込んでいきます。どのくらいの問題量をどれくらいの正誤率でこなしたかで、その人が持つ処理能力の程度や性格面の特徴を知ることができます。就職活動で初めてクレぺリン検査の存在を知ったという人もいるでしょう。その人の性格や特徴を判断するために有効な検査ですが、試験官に少しでもよく思われるために、あらかじめ対策を取る人も少なくありません。どのように検査を行い、結果からは具体的に何がわかるのでしょうか。これからクレペリン検査を受ける人の参考になるように説明します。


クレペリン検査とは?


クレペリン検査を受ける人に渡されるのは鉛筆と、A4サイズの2倍分の大きな用紙1枚です。
受験者は用紙に1列に並んだ1ケタの数字を左から右に足し、答えの数字下一桁を数字と数字の間に書き込んでいきます。できるだけたくさんの足し算をひたすらこなし、1分経過するごとに次の列に移るという行為を15分間続けなければなりません。前半15分が経過した後は5分間休憩し、後半15分で再度足し算をします。なお、クレペリン検査では絶対に消しゴムを使用してはいけません。もし答えの間違えに気づいたときは、鉛筆で訂正して横に正しい数字を書く決まりになっています。

クレペリン検査はどのくらいの問題量をどれくらいの正誤率でこなしているのかで、その人が持つ処理能力の程度や性格面の特徴を知ることができます。

クレペリン検査はどんなときに使用されるのか?

クレペリン検査は多くの場合、学校や企業などの組織内で大人数を対象にして行われます。同じ検査方法で調べることによって個人の特徴や能力を比較しやすくなり、人数が多い組織には向いている検査と言えるでしょう。就職試験の際にクレペリン検査を実施する企業では、面接や履歴書、職務経歴書などの書類ではわからない隠れた個人の性格や処理能力を把握することが狙いです。

クレペリン検査のよくある誤解と対策

クレペリン検査を性格診断テストと考える人は少なくはありませんが、就職試験の際には試験官によく見られたいという気持ちから、対策を取る人が非常に多いです。クレペリン検査で理想とされる作業量を満たして終了する人、正確性を高めるためにわざとゆっくり計算する人も。そのため、クレペリン検査の結果がそのままその人の性格であるとは一概にいません。クレペリン検査を性格診断と思い込んで、人の結果を鵜呑みにしないようにしましょう。また自分がクレペリン検査を受けるときにも、速さと正確さのバランスを取ることが大切です。

クレペリン検査では理想的な結果を出すために就職試験前に対策を取る人が増えてきていることから、、クレペリン検査だけではその人の本当の人格や性格がよみにくい判断して、就職活動の試験に採用しない企業も多く存在します。しかしながら就職試験の際だけではなく、入社後にクレペリン検査を受けさせられることもあるので、最低限用語の意味と使われ方は知っておきたいものですね。クレペリン検査対策はさほど難しいものではありませんが、慣れるまでに少し時間がかかるので検査を受ける人は、事前に練習しておくことがおすすめです。

文・学生の窓口編集部

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