大都市の学生がうらやましい〜! 地方就活生に苦労と愚痴を聞いてみた

大都市の学生がうらやましい〜! 地方就活生に苦労と愚痴を聞いてみた

2015/02/23

就活の悩み・疑問

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地方や地域の再生にスポットが当てられている今も、企業の多くは大都市に集中しているのが現実というもの。地方在住の就活生が大都市に就活で通うとなると、金銭的にも体力的にも地理的なハンディを負ってしまうことは否めません。では、内定した先輩たちにとって実際にどんなことが大変だったのでしょうか? 調査してみると、いろいろなご苦労エピソードが出てきました。

Q住んでいたところから就活のため他県へ行ったことはありますか?

はい …55.2%

いいえ…44.8%


過半数を超える先輩たちが、他県での就活の経験があると回答しています。さらに、どこからどこまで就活遠征していたのか、そのときに苦労したことは何かを聞いてみました。


Q地理的な理由で、就活中に大変な思いをしたことがあれば教えてください。

A地元の大阪中心に活動していましたが、内定企業の会社説明会と選考が東京だったので、毎週のように新幹線で東京へ。体力的にも、ゼミを欠席しなければならなかったことも大変だった。(女性/22歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

A奈良市在住だったので、大阪で選考を行わない企業は基本的にエントリーできなかった。最終面接で東京に行くことはあったが、就活中の貴重な1日を1社のために使うことになり、関東在住組と比べると苦労が多い。(女性/25歳/その他・リサーチ)

A住んでいた京都から東京へは時間もお金もかかるので大変だった。受けたい業種は在京の企業が多かったので、住んでいる場所が違えばもっと違う就活をしていただろうと思う。(女性/23歳/マスコミ・広告)

A鹿児島県から東京や福岡へそれぞれ4〜5回往復したので、交通費や時間がかかった。(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)

A関西で活動していたけど、東京での説明会や面接もあって莫大な交通費がかかった。生活費がほぼ交通費で消えた月も。(女性/25歳/情報・IT)

A宮城県名取市に在住。県内では説明会の回数や企業が限られていて、東京に来るしかなかった。(女性/22歳/人材派遣・人材紹介)

A千葉県茂原から。東京都内での説明会の後、千葉で別の説明会があったりして、一日の移動が凄く大変で、交通費がかかった。(女性/22歳/情報・IT)

A茨城県水戸市から東京へ。移動に少なくとも1時間以上はかかるので、朝早い説明会は大変だった。(女性/24歳/人材派遣・人材紹介)

A千葉市から通勤ラッシュとともに上京して就活。交通費だけで毎日1500円近くかかり、貯金がなくなった。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁)

A西宮市から近畿一帯に通って就活。大阪の電車が入り乱れすぎていてよく迷った。(男性/24歳/金属・鉄鋼・化学)


やはり多くの地方就活生にとって重いのは交通費負担。今後ネットを利用した企業説明会などが増えてくれるといいですね。一方で「東京の説明会に行かないことで企業を絞った」「移動は気分転換になって楽しい」と状況を前向きに捉えていた先輩も。この苦労もひとつの経験と考えて、乗り越えたいですね!


文●鈴木恵美子

調査期間:2014年6月

アンケート:フレッシャーズ調べ

集計対象件数:社会人1年目の男女163件(インターネットログイン式アンケート)


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