■どうしても思い出せない時は素直に聞くのが正解
「最近では、面接官に外国人の方がいる、もしくは就活の仲間に外国人の方がいる、なんてことも少なくなくなりました。正直、すぐに名前を覚えるのはちょっと大変ですよね……。でも大丈夫。基本は同じで、やはり何度も相手の名前を呼ぶことです。もしも、どうしても名前が出てこない時は、素直に『もう一度お名前を教えていただけますか?』と聞いてしまいましょう。相手が日本人や中国系の方などの場合は、『どういう漢字を使うのですか?』などと言って名前を教えてもらうこともできますが、欧米の方などの場合だとその方法は使いにくいですしね」
特に、発音が難しい名前の人は一度でつづりまで想像するのは困難。わからない場合は素直にその場で聞くようにしましょう。
■自分の名前を覚えてもらう秘訣
逆に、自分の名前を相手に早く覚えてもらうコツはあるのでしょうか。
「これもやはり、会話の中に自分の名前を何度も登場させることでしょう。相手の印象に残るように、『鈴木です、宜しくお願いします。芸能人の○○に似てると良く言われます』。『臼井という名前ですが、僕、ひげが濃いって言われます』。そんな風にして特徴や趣味にからめてどんどんアピールをしていくこと。自分の名前を会話の中に交えると、相手もそれに反応して自分の名前を言ってくれることも多いので、その時はしめしめと思います(笑)」
自己紹介の際にちょっとしたエピソードを加えるだけで、印象は確実にアップ。就活では相手に覚えてもらう努力も忘れてはいけません。エリート営業マン・田中さんのテクニックを盗んで面接にそなえましょう!
文●鈴木晴美
田中さんプロフィール
営業マン。専門学校卒業後、不動産会社にて営業を5年経験。次に住宅メーカーの営業を7年。今年7月より、引き抜かれて現在の会社に勤務。