志望動機の一つの「将来の夢」です。例えば、「世界をよくしたい」等の気持ちは人並みにありますが、実際には、何か行動しているわけでも、使命感をもっているわけでもありません。ですから、ESに書いたり面接で話すことのできるレベルの夢はありませんでした。このような私でしたので、「御社では、どのようなビジョンをもてるのでしょうか?」と業界研究セミナーや社員との座談会に参加しては逆質問していました。
正直、その日のメンバーによって当たり外れがあると思います。例えば、本人はアピールしているつもりでも、客観的に見て、かき回しているとしか評価されないタイプの人と一緒になってしまうことがありました。一方で、控室の時点から、雰囲気が良くて自然と楽しめるものもありました。ただ、GDでの不合格はありませんでしたので、会社も、組み合わせの雰囲気を見てくれているのかもしれません。
企業規模や業界によっては4月に内々定を出すことも珍しくはありません。また、4月に内々定を一つでも得ておくと、その後の就活に対する気持ちは楽になり、攻めの姿勢で臨めるようになります。よって、大手、準大手、中小、ベンチャーにバランスよくアプローチし、「早期の内定一つ獲得」を狙ってみるのも良いでしょう。
文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。