まず知っておきたい! 就活における自己分析の意味と「軸」の見つけ方

まず知っておきたい! 就活における自己分析の意味と「軸」の見つけ方

2016/12/18

自己分析

■自己分析の3つの軸


むやみやたらに過去の自分を掘り返したとしても、自己PRや志望動機、キャリアプランなどに役立つものが出てくるとは限りません。自己分析を行う際には、以下3つの軸が必要。この軸を基に行ってみてください。

・どうなりたい
・何を得たい
・何を与えたい

これらを整理できれば、あなたが応募する仕事に対して誰もが納得できる根拠の説明ができるようになるでしょう。

■自己分析を始める前のルール作り

自己分析を進めていくうえでよく起こりがちなのが、「なぜ、あのときこうしなかったのだろう」という後悔の念にとらわれてしまうこと。過去のことを悔やんでも時間は返ってきませんし、貴重な時間がなくなってしまいます。そのため、自己分析を始める際には、次のようなルールを遵守しましょう。

・何を明確にするために自己分析をするのかを書く
・明確にするための軸を決める
・軸が分かったら終わりと決める
・感情は置いておく
・過去は過去、未来のために今の活動を行っていると考える

自己分析を始めると細かなポイントを見るため、目的を忘れてしまいがちになります。そのとき、立ち戻れるポイントとして自己分析を行う目的を書き出しておけば、見返したときに冷静になれます。

次に、先ほどご紹介した3つの軸のような視点を決めておき、それが分かった時点で自己分析を終了するとルール化しておきます。そうすれば無駄な時間を掛けず、効率的に自己分析が進められるでしょう。

また、過去の出来事と向き合うため、自己分析はつい感情的になってしまいがちです。しかし後悔したところで、過去のことは変えられません。さらにネガティブな感情になってしまうと、自己分析のヒントまで見逃してしまう可能性が。そのため、感情は一旦置いておくようにしましょう。今は自分が進みたいと思える未来を創るために、過去を振り返る時間をとっている状態。そう考えて、冷静に自己分析が行える環境を整えることが大切です。

■自己分析で陥りがちな罠

自己分析によって自分の強みが分かり、これで就活は完璧。そう思っていても、意外に見落としているポイントがあります。下記の志望動機例で、そのポイントについて確認してみましょう。「私は御社の教育を通じた公共性の高い事業で社会に貢献できる仕事をしていきたいと思っています。なぜなら学生時代にボランティアをした経験から、教育を通じて社会に貢献できる素晴らしさを実感したためです。」

このように「◯◯したい」「◯◯をやりたい」だけの志望動機は、ただの願望でしかありません。これであれば、社会貢献度が高いボランティアやNPO法人なども当てはまるでしょう。その、「なぜその会社でなければならないのか」が全く伝わりません。他の学生も志望動機に挙げてきそうな一般的な理由ではなく、あなたがそう思うようになったきっかけとなる出来事を入れてみてください。それによって、インパクトのある志望動機に変わります。

その理由はあなたにしかないものであり、過去の出来事と紐付けることで、「ずっとこのような仕事をやりたいと思っていた」という強いモチベーションも伝わります。

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