これまで就活をくぐり抜けてきた先輩たちが、もっとも「やっておけばよかった」と後悔する項目。その代表とも言えるのが自己分析です。就活を始めた当初は、その重要性に気がつかない人が多いかもしれません。しかししばらくするとその重要性に気がつき、焦って自己分析の大迷路にはまりこんでしまうことも少なくありません。最初から対策をしておけば、焦ることはないでしょう。ぜひ事前準備を整え、余裕のある就活を迎えられるようにしてください。
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自己分析って何をすればいい? 就活を成功に近づける自己分析の方法
■自己分析って具体的に何をするの?
自己分析という言葉だけ聞くと、非常に難しく感じて敬遠したくなる人も多いと思います。しかし簡単に言ってしまえば、「あなたがどのような価値観を持っている人間か」をわかるようにすることが自己分析です。どんなことが好きで、どんなことに喜びを感じ、悲しみを感じるのか。あるいは何に憤りを感じ、どういうことができる人でありたいのかなどがその1つです。
これは就活だけでなく仕事に取り組むうえでも、人生を自分の思うように進めていくために役立つ考え方となるでしょう。ぜひ、社会人になる前に準備しておくことをおすすめします。
機転の効く学生なら、ある程度のところまでは自己分析なしでも切り抜けられるでしょう。しかし実際、過去に就活を終えた方の多くが、「自己分析が足りなかった」と後悔しています。この自己分析を甘く見ていた結果、後になって「やらなきゃ」と焦る羽目になった方が数多くいるのです。もちろん「やろう」と思っていても、予想以上に就活が忙しくなってできなくなることがあるかもしれません。しかし後になって時間が足りなくなることを考えると、なんとか先に時間を取って行うのが賢い手段です。
ある程度まで選考を進めることができた学生も、いつしか選考が進んでいくにつれて面接の手応えが急に悪くなったり、グループ面接で他人の自己PRを聞いて自信をなくしたり。あるいは、連続して不採用となることが出てきます。恐らく、「なぜか受からない」という状態ではないでしょうか。この状態に陥って、初めて「もしかしたら自己分析していないから?」と気づくことが多いようです。そして、残念ながら自己分析に時間をかけない限り、その足りない“何か"がいきなり顔を出すことはほぼありません。
自己分析によって何が分かるのか。具体的には、次のような内容が挙げられます。
「なぜ、そのときにそう思ったのか」「なぜ感情が揺さぶられたのか」
これらを紐解いていくと、自分でも忘れていた「こういう風な経験があったから、そう思うようになったんだ」という発見が得られるものです。すると、自分が歩んできた道にすべて理由が見つかるでしょう。
自分が志望している理由は、知らない人間がアピールしたところで他人が理解できるわけがありません。まずは自分自身が、自分がやりたいと思う理由を自己分析でしっかり理解することが大切です。それによって、相手となる面接官にも理解できる理由を見つけることができます。