次に「やりたい仕事が見つかったのはいつか」について聞きました。
学生全体では「就職活動前」が前年に比べて5.9pt増えて、30.6%。ただしいまだに51.5%が「就職活動中」にやりたい仕事を見つけており、多くの学生が就職活動を通じて志望を固めるという状況は変わっていません。なお文理別に見てみると、「就職活動前」と答えた学生の割合は、理系が文系を11.3pt上回っています。
「やりたい仕事がみつかったきっかけ」については、「企業の会社説明会に参加して」が文理男女ともに30%以上を獲得。「自己分析の結果」も30%前後と、全学生で高めの数字となりました。
他の数字を見てみると、理系では「大学の勉強・研究・ゼミ活動を通して」が男女とも20%を超えるのに対し、文系は「面接・選考を通じて」が男子27.2%、女子35.4%と高い数字になっています。研究やゼミの専門性が高い理系に比べると、文系の学生は企業研究や人事担当との会話を通じて志望動機を練り、やりたい仕事を見つける傾向が強いようですね。
「やりたい仕事が見つかったのはいつか」「やりたい仕事が見つかったきっかけ(複数回答)」:2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 7月の活動状況
いかがでしたか? 次回は、就活生が各業界にどんなイメージを持っていたかについて、ご紹介します。
※図表はすべて「何をメインに自己PRしたか」「自己PRでのキーワード(複数回答)」:2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 7月の活動状況より
文・鈴木恵美子