大学院まで進むと就職に有利? 不利? 院卒の就活成功の秘訣とは

大学院まで進むと就職に有利? 不利? 院卒の就活成功の秘訣とは

2016/12/11

就活の悩み・疑問

大学院に進学し、より高度な専門知識を学ぶ人もいますが、こと就職になると「大学院卒は学部卒に比べて不利か有利か」なんていう話もあります。しかし、一概に不利とは言えませんし、院卒の方が有利な点もあるのです。今回は、院卒の就活、その有利・不利についてご紹介します。

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■企業側から見た院卒のメリット・デメリット

院卒のみなさんが就職活動を行うと、就活生の多くが学部卒ですから「みんな若いなぁ」なんて気後れすることがあるかもしれません。でも、そのような気後れは無用です。

企業側は院卒の就活生をどう見ているのでしょうか? 企業側から見たメリット・デメリットをまとめてみましょう。

●企業サイドのメリット

・大学院に進学・卒業できる優秀な人材であることが担保されている
・専門性の高い研究を進めることができる能力がある
・論理的・合理的な思考ができる人材である

●企業サイドのデメリット

・年齢が高い
・院卒なので基本給が高い

参考……平均初任給での比較:学部卒20万3,400円/大学院卒23万1,400円
⇒データ出典:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/16/01.html

メリットについて3つ分けて挙げましたが、もっとも大きなメリットは「大学院に進学し、専門の研究を行い、論文を書くことができるわけだから、科学的な思考ができる優秀な人材であることが保証されていると考えられる」という点です。

もちろん、そのように見ない企業もあります。その場合には「学部卒と同じ土俵で就活で戦う」ことになります。ですから、院卒のみなさんの就活では、院卒に対してメリットを見いだしてくれる企業にアピールしていくことが必要です。あなたの専門性・研究を「有利な材料」とできる企業を選択し就活を行いましょう。何も不利な場所で戦う必要はないのです。

企業側で院卒の就活生に懸念することがあるとすれば、「専門以外の分野でも能力を発揮できるか」「コミュニケーション能力があるか」の2点に集約されるでしょう。つまり「専門に特化しすぎて基本スキルがおろそかになっていないか?」ということです。

企業は営利を求める組織ですから、社員に対してあくまでもチームプレーを求めます。組織に貢献する人材を求めており、周囲ときちんとコミュニケーションを取れる人でないと困るのです。自分の研究ばかり行っていても大丈夫、という企業はありません。

ですから院卒の就活生の皆さんは、コミュニケーション能力を磨いておきましょう。

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