大手病とはどういう意味? 就活生に本当におすすめしたい企業選びとは

大手病とはどういう意味? 就活生に本当におすすめしたい企業選びとは

2016/12/10

就活の悩み・疑問

就活生のみなさんは企業研究をしっかり行っていることでしょう。就活の対象となる企業を選ぶ際、どのような点に注目しているでしょうか? 「大手」と呼ばれる、その業界でも規模の大きな企業を選ぶ人は多いですね。でもいわゆる「大手病」になってしまうと、視野が狭くなってしまい、本当に自分に合った企業選びができなくなってしまうかもしれません。今回は、就活生がかかりがちな「大手病」についてです。

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■大手企業の安心感は別格のもの! でも「大手病」は……

いわゆる「大手病」とは、就活において大手企業にしか目がいかなくなってしまうこと。

一般に「大手」とは、各業種の売上ランキングで上位数社から十数社といわれます。さらに資本金が10億円を超える企業は文句なく「大手」と言えますね。これら大手企業は一般の認知度も高い有名企業であることが多いです。

大手企業は売上・利益ともに巨額。賃借対照表を見ると、しっかりした財政基盤を持っていて将来にわたって安心と思える内容です。また社員数も多いのでその業種に必要な経験を積んだ人材が抱負です。社員になれば、その一員として先輩たちの経験を受け継ぎ、大きな仕事ができるように思えます。

「大手企業に入社すれば将来も安心だ。就職するなら大手企業だ!」となってしまうのは当然のことかもしれません。でも、大手企業にしか関心が向かなくなるのは就職活動としてはよくありません。

■「大手病」では視野が狭すぎる!

大手企業は確かに魅力的です。しかし、大手病になって就活を行うと次のようなデメリットがあります。

●大手企業は倍率が高いので入社が困難
●優良な中小企業に目がいかなくなる
●内定が得られないと精神的打撃を受ける

まず、大手企業には入社希望者、つまり就活生がそれこそ山のように押し寄せます。高学歴、優秀な成績を修めた就活生との戦いを制して狭き門をくぐるのは至難の業です。

さらに大手企業だけに注目すると視野が狭くなり、他に幾多とある優良な企業に目がいかなくなってしまいます。日本は世界で一番「100年以上続いている企業が多い国」といわれますが、それらの企業が全て大手企業ではありません。

就活先を選ぶ理由が「その企業が安定していること」であるならば、その選択肢はもっと広く持つべきでしょう。企業研究などで賃借対照表を比較してみれば、たとえ名前が知られていなくとも、またたとえ規模が中小でも、安定して経営されている企業はそれこそ星の数ほどあります。

最後に、大手病になってしまうと、その企業から内定が出ない場合に、必要以上に精神的なショックを受けたりします。「自分は選ばれなかった」「自分は負けた」と自分をさいなんだりする人がいらっしゃいますが、その落ち込みは全く無用なことなのです。他の企業に目を向ければいいだけなのですから。

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