企業の強い採用意欲を受け、就活生はどう動いたのか見てみましょう。
エントリーした企業の数は平均92.4社で、前年度よりも18.3社増えています。一方、個別の企業セミナーへの参加数は平均24.7社で、昨年度より1.6社減。エントリーは増えても、会場に足を運ぶといった具体的な行動を伴う活動量は増えなかったようですね。
エントリーシートの提出数は前年より0.3社減っていますが、企業の採用予定数の増加により、通過率は前年より2.2pt増えて60.1%となっています。また、ひとりあたりの選考受験社数は15.5社と、前年度とあまり変わっていません。
2014年度は一時面接のピークが1カ月前倒しの3月となり、最終面接も早く進行したため5月末には活動の収束が見られました。
いかがでしたか? 次回は、早い時期に内定を獲得した学生はどんな「武器」を持っているのかを分析していきます。
文・鈴木恵美子