業界研究のやり方を4ステップで徹底解説!内定につなげる効果的な情報収集方法とは?

業界研究のやり方を4ステップで徹底解説!内定につなげる効果的な情報収集方法とは?

2021/04/30

業界研究

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就活において、志望業界や志望企業を絞り込むのには業界研究が大切です。そのことは認識していても、何をどう調べたらいいのか、またどこまで調べたら良いかわからない人も多いでしょう。ここでは、業界研究の重要なポイントと具体的なやり方について徹底解説します。


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業界研究とは?

業界研究とは、就職活動を進める上で必要な業界の特徴・種類を知り、自分が行きたい業界を見つけるためのプロセスです。業界研究を進めていくと、世の中には知らない業界がたくさんあることに気づくでしょう。業界研究をせずに就職活動を進めてしまうと、企業選びの方向性がわからなくなります。まずはどんな業界があるのかを知り、「面白そうだな」と思った業界をいくつか絞り込んで、行きたい業界を見つけていくとよいでしょう。

業界研究はなぜ重要か?

そもそも就職活動において、なぜ業界研究が重要とされるのでしょうか。その理由について、以下4つのポイントで説明します。何となく取り組んでいた業界研究も、重要性がわかると深く掘り下げていくことができるでしょう。

1.行きたい業界を絞り込むため。
2.将来性がある業界かどうかを見極めるため。
3.業界に対して広い視野を持てるため。
4.自己分析、志望動機にもつながるため。

1.行きたい業界を絞り込むため

業界研究をせずに就職活動を進めるとどうなるのか? 恐らく「有名企業・老舗企業だから」「楽しく働けそうだから」など、曖昧な理由で企業選びをすることになるでしょう。何となくエントリーしても、内定をもらうことができずに就活で苦労することになります。ですから業界研究を行って、行きたい業界を絞り込んでいくことが必要です。

2.将来性がある業界かどうかを見極めるため

現在はVUCAの時代と言われ、社会環境がめまぐるしく変化し、問題が複雑化して予測できない事態が起こる状況下にあります。学生に人気がある業界、有名企業・老舗企業・人気企業であっても、将来も安泰かどうかはわかりません。

業界研究を進めていくと、一般に知られていなくても市場が成長する可能性が高い業界を発見することがあります。就職情報サイトや就職四季報を参考にしながら、将来性がある業界を見極めていきましょう。

3.業界に対して広い視野を持てるため

業界研究を進めていくと、業界に対して広い視野を持てるようになります。広い視野とは、志望業界とビジネス上で関連性が深い業界があることを知るということ。学生のうちに広い視野を持っておくことで、社会人になったときに業界間の関係性を理解し行動できるでしょう。これは、同期社員と大きく差をつけられるポイントになります。

志望先の業界以外も含めて全体像を理解しておけば、一見取るに足らないニュースでも「業界からの視点で考えるとこのような影響が出るのでは」と想定できるようになります。業界に対して広い視野を持ち、物事を柔軟にとらえていけることは、ビジネスパーソンとしてとても重要なポイントです。

4.自己PR、志望動機にもつながるため

業界研究を進めていくと、次のように自己PR・志望動機につながるヒントが見えてきます。

「なぜ自分がそれに興味を持ったのか」
「きっかけは何か」
「仕事で成し遂げたい事は何か」
「他の業界(企業)と比べて、どうしてこの業界(企業)なのか」など

業界研究を進めることで自己PR・志望動機の深みが増し、説得力を持たせることができます。つまり面接官が「なるほど」と感心できるような自己PRや志望動機を作るには、業界研究が欠かせないのです。

業界研究のポイント

続いて業界研究を行うにあたり、押さえておきたいポイントを以下2つに分けて紹介します。

1.業界の全体像を把握する
2.業界を深掘りして動向を把握する

1.業界の全体像を把握する

まずは業界全体の構造、代表的な企業・製品・サービス、あるいはシェアなどを把握してください。おおまかに「〇〇業界とは何か」を調査します。馴染みのない業界に対しては、全体像を把握するだけでも知らないことだらけでしょう。業界の全体像を把握した上で、動向を把握していきます。

2.業界を深掘りして動向を把握する

全体像を把握した後は、業界を深掘りして業界の動向を把握します。業界の特徴、企業間の違い、業界の成長性、あるいは他業界との関係を調査。動向を把握していくと、業界の課題が見えてくることもあるでしょう。課題があっても行きたい業界なのか、課題は解決できるものなのかをじっくり研究してください。また、業界の動向と自己分析を照らし合わせ、自分が行きたい業界なのかどうかを見極めることも大切です。

業界研究のやり方

業界研究の重要性やそのポイントがわかったところで、業界研究のやり方を確認しましょう。業界研究のやり方は以下の4ステップです。一つひとつ、具体的なやり方を説明していきます。

業界研究のやり方1.業界地図を見て、興味が引かれる業界を探す。
業界研究のやり方2.合同企業説明会で業界研究を深める。
業界研究のやり方3.興味がある別業界の企業ごとに志望動機を作る。
業界研究のやり方4.あなたが興味を持った業界や企業の共通点を見つける。

業界研究のやり方1.業界地図を見て、興味が引かれる業界を探す

就職四季報などの業界地図を見てみてください。業界地図には業界トップ10の企業群や企業ごとの特徴、国内シェア、海外への進出度合い、合併・買収などの業界ピラミッドの変遷、あるいは関連グループの情報などがまとまっています。これを読めば、一気に業界の全体像を理解することができます。

業界地図を見て、興味が引かれる業界を探しましょう。専攻している学科・研究分野・ゼミ、元々関心があった業界、子どもの頃になりたかった職業など。理由は何でも構わないので、「働いてみたいな」と思える業界を探してみてください。

業界研究のやり方2.合同企業説明会で業界研究を深める

「働いてみたいな」と思える業界を見つけたら、合同企業説明会に参加しましょう。合同企業説明会には、多くの会社が参加します。さらに採用担当者に質問ができますから、同じ業界で複数の会社を徹底比較してみてください。

また、当初は関心がなかった業界への視野を広げるためにも、少しでも興味がある企業説明会にはできるだけ参加しましょう。採用担当者のプレゼンを聞いてみたら、業界地図で調べたときよりも「別の業界に興味を持てた!」ということがあり得ます。そのため、最初から可能性を狭めないようにしておくことが大切です。

業界研究のやり方3. 複数業界の企業ごとに志望動機を作る

次に、興味を持った複数の業界をいくつか同じように調べていきます。改めて就職四季報を読み、就職情報サイトや業界研究の本などから他業界の情報を得てください。ここでは業界ごとの違いや仕事のおもしろさ、ビジネススケールの違いなどを比較します。

複数業界を研究した後、業界ごとに志望動機を作成してみましょう。志望動機を作成するステップは以下の4ステップです。志望企業の面接で質問されたと仮定して、その答えを作ってみてください。上手く書けない箇所は、何の情報があれば書けるか考えてから研究を深めましょう。

・業界や企業に興味を持ったきっかけ
・業界の状態や展望
・その業界で活かせるような長所
・業界でどの企業に興味があるか、またその理由と他企業との違い

Q:その業界や企業に興味を持ったきっかけとなるエピソードは?
Q:事業自体の将来性や自分が興味のあるグローバルへの展開など、その業界や企業のどのような点に魅力を感じたのか?
Q:その業界や企業で自分の長所がどのように活かせると思っているのか、またそのように思う根拠は何か
Q:その業界の中で他に志望している企業はあるか、面接を受けている当社が第一志望か、第一志望であればその理由は何か

何も知らない状態で作った志望動機と比べると納得度が高く信頼できる内容になっているはず。業界研究を行う上では、志望業界と別の業界を比較してはじめて業界のよさがあぶり出されることがわかります。あるいは、別の業界の方が志望業界に変わることもあり得るのです。

業界研究のやり方4.あなたが興味を持った業界や企業の共通点を見つける

少しずつ本当に興味を持てる業界が2〜3個に絞れるようになってきます。そこで行ってほしいのが、興味を持った業界・企業の共通点を見つけることです。このとき「BtoB(対法人)」「BtoC(対個人)」を横軸、「有形・無形サービス」を縦軸に置いて4つに分類してみると、さらに自分の志望している方向性がわかりやすくなるでしょう。

対法人・対個人というのは、その企業の顧客となる相手が法人か個人かという違い。有形・無形サービスは、たとえば食器などのように形があるものを販売しているのか、コンサルティングなどのように形のないもの(たとえばアイデアなど)を販売しているかで分けられます。

志望企業や働き方は一緒になる傾向があり、あなたがどのようなことを成し遂げたいかによって変わってきます。そのため、違う業界や企業の共通点を探すのに参考となる軸となるでしょう。これは、自己分析にもつながってくる大切な作業。なぜなら、面接官がよく聞く質問でもあるからです。

面接官のよくある質問に、「他に選考が進んでいる企業や志望業界はどこですか」というものがあります。なぜこの質問をするかというと、その人が手当たり次第に選考を受けているのではなく、選んだ軸がどこにあるのかを見たいから。自分なりに業界や企業研究、そして自己分析をした結果で「この軸を大切にしたい」という答えにたどり着けているのかを確認したいのです。

「大手企業、有名企業に入りたい」という気持ちだけでは、仕事を続けていけなくなることもあるでしょう。しかし自分の内側から出てくる強いモチベーションが伝われば、生半可な気持ちではないことが面接官にもわかります。

その業界・企業に覚悟を持って入社しようとする人を、どの企業も採用したいはず。答えを見つけられたことを端的に伝えられれば、企業側としても喜んで採用したい人材になれるでしょう。

まとめ

就活における業界研究の重要性、そしてそのやり方を理解できたでしょうか。ここで紹介した業界研究の方法は、自己分析や志望動機の作成はもちろん、社会人になってからも、役立つはずです。業界研究では、はじめから自分の興味の幅を狭めないようにするということが大切です。「人気業界だから」という漠然とした理由で業界を決めず、ぜひ有意義な業界研究を行ってください。


監修・文/山崎英理夫
人事コンサルティング歴4年、人事歴8年。人事コンサルタントとして教育研修のプログラム開発、人事制度診断等を提供。また、企業人事として新卒・中途採用に従事し、人事制度構築や教育研修の企画・運用など幅広く活動。この経験を活かし、人材関連の執筆にも数多く取り組む。
http://erinanase.com/

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