過去の自分を掘り起こして、自分の本質を探ろう【企業サイドから見る「自己分析」22】

過去の自分を掘り起こして、自分の本質を探ろう【企業サイドから見る「自己分析」22】

2015/04/29

就活hack

自己分析入門

このシリーズの一番最初に書いたように、自己分析は決して難しくはありません。 難しく考えたり、悩んだりする時点で、すでに方向性を見誤っていると考えてください。

学生サイドの自己分析は、ESや面接で、 自分のことを自信を持って伝えるためにやります。だから、これまで書いてきたように、考える過程では、本音ベースで構わないし、その方がいい。

難しく考えてしまうのは、

模範解答をどこかに求めてしまう
キーワードありきでエピソードを考えてしまう
テクニックに走ってしまう

からです。

これは、大学入学までの受験勉強のように、○×で合否が決まる価値観を、どこかでまだ引きずっている証拠です。自分のことを考えるのに、模範解答はありません。

難しく考えたところで、自己PRに自信を持てなければ、意味がありません。

私の経験上「自己分析はこうやるべき!」という テクニックに固執している人に限って、面接で失敗しています。本音ベースで、自分の言葉で考えていないから、面接官が訪ねるいろいろな角度からの質問に堪えられなくなるのです。

■過去の自分を掘り起こす

このシリーズの中で、 自己分析を「過去の自分から掘り起こして、今の自分を語る」と定義しました。さらにそれを「未来につなげる」とも書きましたが、この未来につなげるというのは、ここまで学生サイドと企業サイドの温度差について、いくつか例に挙げて説明したので、何となくイメージができたと思います。

ここからは 「過去の自分を掘り起こす」ということ考えてみます。

最初に投げかけた下記の【質問2】 です。

【質問2】
中学・高校時代はどういう生活だったでしょうか? 例えば部活とか、勉強とか?

自己分析を始めるための5つの質問【企業サイドから見る「自己分析」8】より
https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/2134/out...

その前にまず大前提としてお伝えしておきたいのは、

「過去の掘り起こしは、あくまでも、今の自分を語るために行うのであって、決して、過去のエピソードが、自己分析の主役にはならない!」

ということです。

つまり自己PRで、高校以前のことを題材に自分のことを語っても、評価されないという意味です。

社会人として活躍できるかどうかは、当然ながら未来の話です。「未来において活躍できるかどうか?」を面接官にアピールするのに、今現在の自分ではなく過去の自分を語っても、

「私は昔こんなにスゴイ人間だったんです!」

という風にしか聞こえません。

言い方を変えれば、

「それに比べて、今は全然ダメな人間なんです……。」

ということになります。これでは面接官は不安です。

今の自分にどう活かされてるか?

という視点が、抜け落ちていては意味がない。今の自分に活かされていなければ、未来の自分、つまり入社してからの自分に活かさないだろう、と判断されるのは自然な流れです。

過去の自分というのは、あくまでも、今の自分を語るために存在します。

人間の本質は、ある日突然一瞬で完成する訳ではなく、生まれてから日々の積み重ねで、じっくり形成されていくものです。

学生の皆さんにも、20年で積み上がったものが外見の印象や、しゃべり方に必ず反映されています。 「過去の自分を掘り起こす」というのは、そんな今の自分になった過去の「起点」を探ること。

言葉に書けば非常に簡単に終わるのですが、自分で自分のことを考えるのは結構大変です。だから、箇条でも何でもいいので、まずは書き出してみることが大切。 必ず今の自分を語る鍵があるはずです。

次回から「過去の自分を掘り起こす」という作業について、私を題材にやってみることにします。


文・コンテンツ提供●安藤恒久

【プロフィール】
東京農工大学農学部卒。その後福山大学大学院工学研究科修士課程修了。1996年、大手飲料食品メーカーに入社。主に経営部門で会社組織運営に携わる。その後は、ブライダル業界に転身。管理部門の責任者として株式公開業務担当。以降、雑貨商社、IT、教育など多様な業界で事業構築を行う。2005年6月から始めた、「会社側の本音」と「就活生の自信構築」をコンセプトに書き連ねたブログ『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』は毎年 数多くの就活生や新社会人のバイブルとして支持されている。

『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』
http://ameblo.jp/yansono/

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