面接官の心をつかむ! 自己紹介のコツまとめ 【例文つき】

面接官の心をつかむ! 自己紹介のコツまとめ 【例文つき】

2016/11/24

面接

就職活動における非常に重要なファクターである「面接」。ここでうまくアピールすることができるか否かで、合否そのものが決まるといっても過言ではありません。この面接で最初の大きな関門となるのが「自己紹介」です。自己紹介とひと言で言っても、わかりやすくまとまった自己紹介をするのは意外と難しいもの。これを読んでいるみなさんの中にも「自己紹介が苦手」という人がいるでしょう。そこで今回は、「必ず役立つ自己紹介のコツ」をまとめてみました!

目次           


1. 意外と知らない!? 自己紹介と自己PRの違い
2. 自己紹介には何を盛り込めばいい? 基本の形式を覚えよう
3. 表情も大切! 効果的な自己紹介のテクニック
4. 覚えておけば役立つ! 自己紹介の例文3選
5. まとめ

意外と知らない!? 自己紹介と自己PRの違い


まず面接で自己紹介をする際に気を付けたいのが、「自己紹介で自分をアピールし過ぎない」ということです。面接では、面接官に長所や特技など、自分の魅力を精いっぱいアピールしたいと思ってしまいますが、自己紹介はあくまで「あいさつ」であり、「自己PR」ではありません。アレコレとアピールしたいことを盛り込み過ぎると次に自己紹介する人の時間を奪ってしまう可能性もあり、かえってマイナスの印象を与えてしまいます。
ただし、「あいさつ」であっても事務的なものではマイナスになります。「自己紹介は自己PRではない」ということを踏まえながら、自分の名前など基本的な情報に加え、学生時代の活動や趣味を簡潔にまとめて話すようにしましょう。

自己紹介には何を盛り込めばいい? 基本の形式を覚えよう!



次に自己紹介の内容ですが、基本となる「大学・学部」「自分の名前」の他には、

・大学で勉強したこと、専門分野
・サークル活動
・学外活動
・自分の長所
・趣味・特技
・志望動機

などが挙げられます。この中からまずは「大学で勉強したこと、専門分野」は外せません。そして残りの5つの中から、自分が最もアピールできるものをチョイスするといいでしょう。自己紹介を組み立てていく中で、時間に余裕がありそうならば、もう一つくらい盛り込んでもいいかもしれませんが、すべてを盛り込むのは、さすがに冗長になってしまいますし、「○分でお願いします」といった時間の制約があることも多いので、盛り込み過ぎには注意です。

内容については、簡潔でありつつも、相手に内容が伝わるものでないと意味がありません。例えば学生時代に介護ボランティアを行っていたことを盛り込む場合、「学生時代はボランティアをしていました」だけではNGです。「学生時代は介護ボランティアをし、高齢化社会問題を現場で学びました」など、どういったことを学んだかもシンプルに盛り込むといいでしょう。
最後に「本日はよろしくお願いいたします」など、あいさつを入れるのも忘れてはいけません。

表情も大切! 効果的な自己紹介のテクニックも覚えよう!


自己紹介の中で話す内容については、「面接官の興味を引く内容」を盛り込むことや、「後につながるような内容にすること」も大事なテクニックです。他にも、話の内容以外には、以下のようなテクニックを駆使してみましょう。

●早口にならないようにゆっくめに話す
緊張しているときは、自分でも気付かないうちにかなりの早口になってしまう場合も多くあります。早口だと内容が伝わりにくいですし、印象もよくありません。ですので、自分でも「少し遅いかな?」くらいのスピードで話すのがいいでしょう。

●相手の目を見て話す
面接だけでなく、どんなシーンでも大事なのが「相手の目を見て話す」ということ。「苦手」という人も多いのでしょう。「相手の眉間を見て話すといい」といったアドバイスもありますが、視線が合わないので意外とバレバレ。一世一代の大勝負なのですから、苦手な人も頑張って目を見て話すべきです。

●慣れていない笑顔はすぐバレる!
視線以外にもバレバレなのが表情、特に笑顔です。笑顔は顔の筋肉を使うので、普段から慣れておかないとぎこちなくなってしまいます。かといって無表情はもっての外。普段から笑顔の練習をして、表情を作る練習をしましょう。また口角を上げやすくすれば、口も横に開くようになり、滑舌も良くなって一石二鳥です。

話す内容が同じでも、この3つを踏まえているのと踏まえていないのでは、印象に大きな違いが出てきます。面接練習の段階から、これらの要素を取り入れ、しっかりと「自分のもの」にしてから本番に挑むといいでしょう。
もちろん、他にもいい姿勢やはっきりとした大きな声、また落ち着きといったことも大事です。

覚えておけば役立つ! 自己紹介の例文


ここでは自己紹介のベースとなる例文を3つ紹介します。

●大学での勉強・研究内容に重点を置いた内容
○○大学△△学部の××と申します。大学ではノーベル賞を受賞したA教授の下で3年間研究をし、B要素発見の際には研究精度を向上させるアイデアが採用されたことで学生チームのリーダーに抜てきされ、受賞に貢献できました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。


大学名や学部、そして名前の他に、自分が学生時代に行った中で、最もアピールできることのみをまとめた自己紹介です。シンプルですが、その学生が行ったことがわかりやすく、また「どんなアイデアが採用されたのか」などの「面接官の興味を引きつけるポイント」も盛り込んでいます。

●アルバイトなど、学外活動に重点を置いた内容
○○大学△△学部の××と申します。△△学部では社会学、特に女性の社会進出について学びました。また在学中はベビーシッターのアルバイトをしており、そこで、日本国内におけるベビーシッターの少なさやその重要性、また働く女性の過酷な環境を間近で知り、その厳しい実情を自分の手で変えたいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。


次は学生時代の学外活動を盛り込んだ例文です。こちらは活動内容だけでなく、そこからどんなことを学んだのか、またそれによって自分が今後どうしたいのか、といったこともアピールしています。

●自分の趣味や特技に重点を置いた内容
○○大学△△学部の××と申します。学生時代は4年間アメリカンフットボール部に所属し、2年生からレギュラーを務めました。4年次はキャプテンとしてチームをまとめ、学生日本一にもなれました。アメフトで学んだチームワークや粘り強さ、またキャプテンとしてチームをまとめた統率力が、チームごとに分かれて仕事を手掛ける御社で生かせると考えています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。


3つ目は、自分が学生時代にやってきた功績をアピールし、それによって学んだこと、そしてそれが会社でどのように生かせるかまでを盛り込んだ文です。志望動機は自己紹介に入れなくても、後に聞かれることも多いのですが、もし盛り込むならしっかりとアピールしておきたいところです。
自己紹介はだいたい1分から1分30秒のケースが多いので、その時間の中でまとまるように、必要ないものは切り、時間が余るようならより細かな内容を盛り込むなどして、調整するといいでしょう。

まとめ


自己紹介が自己PRにならないように気を付け、必要な内容のみを簡潔にまとめること。また話すスピードや目線、姿勢や表情などの要点をしっかりと押さえれば、きっと魅力的な内容になることでしょう。また「慣れ」も大事な要素です。普段から何度も繰り返し練習をして、話すことに慣れておきましょう。面接は一発勝負ですので、終わってから後悔しないよう、しっかりと準備して臨んでください!

(中田ボンベ@dcp)
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