「お祈りメール」は、面接や試験の不合格通知のことで、不合格通知の末尾に「今後のご活躍をお祈り申し上げます」といった文言がよく使われることからそう呼ばれるようになりました。また、この不合格のお祈りメールすら届かず不合格になるケースを「サイレントお祈り」と言います。就職活動を行っていく中で、不採用通知を全く手にしない学生は少ないのではないでしょうか。今回はその「不採用通知」の受け取り方について就活生に調査! 連絡がなかったら不採用とする「サイレントお祈り」と、メールなど不採用の通知が届く「お祈りメール」、就活生はどちらが嫌か本音を聞いてみました。
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「お祈りメール」とは就活の選考を受けた企業から来るメールで来る不合格通知のことです。就活生への不合格通知メールの最後に、「今後のご健闘をお祈り申し上げます」とまさにお祈りの言葉が添えられるところが名前の由来になっています。不合格通知が来た際に就活生が「祈られた」「お祈りされた」と表現するようになったことから、お祈りメールという言葉は就活用語として使われるようになりました。
また企業によっては採用試験を受けた就活生の合格者にだけ連絡して、不合格者にはお祈りメールも送らない(=サイレント)場合もあります。そのような場合を「サイレントお祈り」という言葉で表現します。
合同説明会や企業説明会で「合格者には〇月×日までに連絡をします」、「2次試験へ進む方には来週中に連絡します」と連絡期限を明確にしている企業であれば、約束された期日がすぎても連絡がなければ就活生は自分で不採用だったことを理解することができます。
しかし、期日を明記していない場合は、自分が不合格だったのか、もしくは選考に時間がかかっているのかどちらかわからないため、就活生からは不安の声もでています。
▼サイレントお祈りの対処法はこちらをチェック!
サイレントお祈りとは? その意味・理由とされたときの対処法
https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/42390
「お祈りメール」「サイレントお祈り」どちらも不採用に関する就活用語なので、就活生にとってはあまり耳にしたくない言葉なのかもしれません。採用通知の結果は「お祈りメール」か「サイレントお祈り」どちらがショックの大きさが大きいか就活生に聞いてみました。
Q.サイレントお祈りとお祈りメールのどっちがショックでしたか?
サイレントお祈り 179人(62.6%)
お祈りメール 107人(37.4%)
<マイナビ学生の窓口調べ>
調査日時:2016年10月
調査人数:大学生男女286人(男性117人、女性169人)
●サイレントお祈りのほうがショック! その理由は……
・メールをもらったほうが次に進めるから(女性/22歳/大学4年生)
・はっきり言われないと最後まで期待してしまうから(女性/22歳/大学4年生)
・次に進んでいいかわからないから(女性/22歳/大学4年生)
・そもそもサイレントをする企業は信用もできないし、そのようなお祈りの仕方をする人事及びその会社の良識を疑う(男性/22歳/大学4年生)
・いつまでたっても音沙汰がないのは、ショックを通り越して困ってしまう(女性/22歳/大学4年生)
・結局、どうなのかわからないし、いつまで待てばいいかわからなかったから(女性/23歳/大学4年生)
・自分の中で踏ん切りがつかないから(女性/22歳/大学4年生)
・いつ来るのかとやきもきしていたが、実は終わっていてその分気力が落ちたから(男性/21歳/大学4年生)