就活の必須アイテムでもある革靴。せっかくなら、長くキレイに使い続けたいですよね。汚れや水気に弱いと言われている革靴ですが、雨の日に履いた後はどんな手入れが必要なのでしょうか。革靴メーカー、リーガルコーポレーション商品開発担当の今井さんに聞いてみました。
■STEP1 水気を拭く
革靴が雨に濡れてしまったら、帰宅後すぐに布で拭くなどして水気を取り除くことが大切です。靴の中まで濡れてしまった場合は、新聞紙を丸めて入れておくといいでしょう。革靴は水気や湿気には弱いもの。革に水分がしみこんでしまうと、型崩れや色落ち、変色の原因となってしまいます。特にブラウン系の靴は、水滴がついた部分だけ革の色が変わってしまうこともあるので注意が必要です。
■STEP2 風通しの良い場所においておく
靴を拭いたら、通気性の良い所で陰干ししておきましょう。雨に濡れた後、湿った場所に放置しておくと乾きにくく、カビなどの原因となります。まだ靴が湿っているようなら靴箱の中にしまわずに、そのまま玄関先においておくのも手ですよ。ただし、早く乾かしたいからと言って日干しは禁物。革は直射日光に弱く、ヒビ割れを起こしてしまうこともありますので必ず陰干ししましょう。
■STEP3 靴用クリームでメンテナンスを
陰干しした後は、靴用クリームなどで手入れしましょう。靴用クリームは、濡れてダメージを受けた革に栄養や光沢を与えて、ひび割れを防いでくれます。ここでのポイントは、靴が完全に乾いてからクリームでメンテナンスをすることです。まだ湿っている状態で手入れをしても、あまり効果はありません。
「天然皮革製品は、濡れたまま放置したり、メンテナンスをせずにそのまま履き続けたりすると、どうしても寿命が短くなってしまうんです」と、今井さん。履き慣れた靴で就活に挑むためにも、こまめに手入れをしておきたいですね。
文●松原麻依(清談社)
取材協力/リーガルコーポレーション
http://www.kenford.jp/