工学部の学生の就職先はどこが人気? 有名大の学生が就職した業界・企業を調査

工学部の学生の就職先はどこが人気? 有名大の学生が就職した業界・企業を調査

2016/11/14

就活の悩み・疑問

●早稲田大学工学部の場合(基幹理工学部)


・製造業……27人
・情報サービス業/通信業……26人
・普通銀行……8人
・証券業……5人
・広告業……3人
※早稲田大学 2015年度 早稲田大学進路状況より

早稲田大学の大学進路状況によると、基幹理工学部の卒業生の就職先業種はこの5つが多いようです。最も多いのが「製造業」で、その中でも輸送用機械器具製造と電気機械器具製造の2種が特に多く見られます。「情報サービス/通信業」がそれに次ぐ多さとなっています。

●慶應義塾大学工学部の場合(理工学部)
・製造業……70人
・情報通信業……56人
・金融/保険業……49人
・サービス業……22人
・運輸業……9人
※慶應義塾大学 2015年度 業種別就職及び進学等状況より

慶應義塾大学の理工学部では、卒業後に「製造業」に就く人が最も多いようです。次いで「情報通信業」。また「金融/保険業」に就くという人も多いようで、この3つが抜けた数字となっています。
国立大学2大学、私立大学2大学の工学部の「学部卒業後に就く業種」を調べてみましたが、東京大学以外は製造業が一番多く、また情報通信業に就くという人も同じくらい多いようです。この2業種が「工学部から進む業種のトレンド」といえるでしょう。

また、工学部から進むイメージのある「建築系」の仕事は、学部卒業の時点で進む人はそこまで多くないようでした。
ちなみに、早稲田大学と慶應義塾大学は、業種だけでなく具体的な企業名も公開しています。その中でも、

・日本放送協会
・NTTデータ
・日本電気(NEC)
・アクセンチュア
・本田技研工業
・NTTコミュニケーションズ
・キヤノン
・大和証券
・東京海上日動火災保険
・東京都
・トヨタ自動車
・日産自動車
・日本生命保険
・日本郵船
・日立製作所
・富士通

こうした企業に就職する人が多いようです。やはり先ほどトレンドとして挙げた製造業と情報通信業が多いですね。一流企業ばかりですが、工学部で学んだことを生かすならば、こうした企業がまず選択肢となってくると言えるかもしれません。

ただ、こうした製造メーカーに入社し研究職に就くという従来どおりのパターンだけでなく、商社や金融といった文系が就くイメージが比較的強い業種に就く学生が非常に増えています。企業も学部で見るのではなく、その人の能力自体を評価して採用しているといえますし、就職の際に幅広い選択肢が持てるのは、大きなアドバンテージといえるでしょう。

■引用元
東京大学の概要 2016年度版
http://www.u-tokyo.ac.jp/content/400044529.pdf
京都大学 平成28年3月学部卒業者の産業別就職状況より
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/public/issue/ku_profile/documents/2016/15.pdf
早稲田大学 2015年度 早稲田大学進路状況
https://www.waseda.jp/inst/career/assets/uploads/2016/08/2015careerdata.pdf
慶應義塾大学 2015年度 3名以上就職先
http://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t-att/3_3ijo_2015.pdf
慶應義塾大学 2015年度 業種別就職及び進学等状況
http://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t-att/2_jokyo_2015_1.pdf

(中田ボンベ@dcp)

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