就活のマストアイテムともいえる革靴。面接や企業説明会など、とにかく歩きまわることの多い就職活動中ですが、毎日革靴を履き続けたあげく「靴がなんかニオう……」なんて事態は避けたいですよね。今回は革靴メーカー、リーガルコーポレーションの今井さんに、靴を清潔に保ち、ニオイを防ぐことができる方法について教えてもらいました。
靴のニオイを防ぐ効率的な方法は「同じ靴を連日履かないようにすること」です。靴の中は風通しが悪く湿度が高いので、ニオイの原因となるカビや細菌が発生しやすい環境になっています。特に、靴を履いている間は、中がより密閉した状態になるので要注意。できるなら、2足以上の靴を交互に使い、靴を休ませて靴内の湿気をとることが大切です。
自分に合ったサイズの靴を選ぶことも重要です。しっかりフィットした靴というのは履いている間も、中の空気の循環が良いので、ニオイが発生しにくくなります。逆に、サイズの合わない靴だと中で足が動いてしまったり、靴擦れを起こしたりして、足に負担がかかりがち。そうすると、ストレス系の汗をかきやすくなります。ストレス系の汗は、普通の汗と違ってニオイも強いので、靴が臭くなる原因になるのです。そうならないためにも、靴を買う時はしっかり吟味し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
革靴を長持ちさせるためにシューツリーを使う人は多いと思いますが、これでニオイを予防することもできます。ポイントは木製のシューツリーを選ぶこと。木が靴の中のニオイや、湿気を吸い取ってくれるからです。その他、乾燥剤を靴の中に入れるのも効果的。どちらも帰宅後、靴の中に入れておくだけなので手間もかかりません。
汚れや型崩れと同様、靴を脱いだ時など、ニオイも意外と他の人に気づかれやすいもの。ニオイのケアも大切な身だしなみの1つです。清潔な身なりで就活に挑めるよう、ぜひとも上の方法を試してみてください。
文●松原麻依(清談社)
取材協力/リーガルコーポレーション
http://www.regal.co.jp/shoes/