自分の長所を考えた時に、勿論たくさん挙げられればそれに越したことはありません。けれども面接の際に、あれもこれもたくさん長所を述べると、逆に伝わりにくくなってしまうことがあるので気を付けましょう。たくさん長所がある場合でも、できれば1文に簡潔にまとめておきたいものです。
たとえば、「明るい」、「人見知りをしない」、「人と接するのが好き」、「協調性がある」という4つの長所を自己PRする際に、「私は協調性があると思います。誰とでも話せますし、相手に合わせることができます。性格も明るく、人と接するのが好きです。人見知りもしません」などというふうに話してしまうと、同じようなことをだらだら述べているだけでインパクトもなく、まとまりもありません。
それよりも、「私の長所は~です。」というふうに、はっきりと1文にして述べることが大切です。「私の長所は、明るく人見知りもせず、人と接するのが好きで協調性があるところです。」というふうにまとめてしまえば、面接官も分かりやすいでしょう。長所を1文にまとめるのも、本番に急にはできないので事前に考えておくと安心ですね。部活動やアルバイト、ボランティア活動などの経験は、自己PRの際にぜひとも伝えておきたいものです。
部活でキャプテンとして皆を率いて頑張ったことや、アルバイトでテキパキと働き職場で活躍したことなど、実際に自分の体が体験したことは社会人になってからもいろいろな面で役に立ちます。職場においてその特技が活かされることもあるでしょう。またさまざまな活動を行った行動力や積極性・リーダーシップなども、面接の際に志望者の人間性として高く評価されるケースも多いものです。
自分の長所を述べる際に、具体的なそうした経験をエピソードとして組み込んで話すと、いい自己PRができます。聞く側もイメージしやすいですし、ただ口先だけで述べられた長所やスキルよりもそうした実際のエピソードが混じっているほうが説得力もあるでしょう。けれどもあまり長々と部活の話などを述べ過ぎると、結局肝心の部分が伝わらなくなるので、本題とエピソードとを、ほどよい割合で話すことが大切です。
エピソードを自己PRに上手に組み込んで、面接官にインパクトを与えるアピールをしてみましょう。