どんなに身なりを整え、いい回答ができても、言葉遣いがよくないと、面接担当に対する印象は悪くなってしまうもの。中でも、注意すべきなのは敬語。敬語は使い方を間違えると、社会人としての品位に欠けると思われてしまう可能性もあるのです。
敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類がありますが、尊敬語は相手の動作や状態に対して、謙譲語は自分または身内の動作や状態に対して使うものです。例えば「言う」の尊敬語は「おっしゃる」、謙譲語は「申す、申し上げる」という具合に、基本的なものはきちんと覚えておきましょう。
また、面接でよく使いそうな言葉は敬語も含めてしっかり確認しておくこと。例えば、相手の会社のことは「御社」と呼びましょう。自分が何かを見る時、丁寧に言おうとするあまり「ご覧になる」と言ってしまう人もいるようですが、正しくは「拝見します」。反対に相手に見てもらう時は「ご覧になってください」になり、「了解いたしました」は目上には失礼な言葉なので「承知しました」を使いましょう。
更に言えば、「超」「めっちゃ」などの若者言葉、「来れる」などのいわゆる「ら」抜き言葉、「わかりま~す」のように語尾を変に伸ばすなどは論外。つい出てしまったというようなことのないように、普段の生活から気をつけておきましょう。
文●imago