就活を始めてみると、このままアルバイトを続けるかどうか悩みますよね。アルバイトがなければ面接を入れる時間も気にしなくて済みそうだけど、お金がなくなるのも不安……という人も多いはず。そこで、社会人1~3年目のみなさんに、就活前アルバイトを辞めたかどうか聞いてみました。
■あなたは就活前にアルバイトを辞めましたか?
辞めた 151人(37.3%)
続けた 254人(62.7%)
約4割の人が辞めたと回答。就活とアルバイトを両立することに難しさを感じている人も少なくないようです。では、辞めたことでのメリット・デメリットとしてどのようなことがあったのか実際のエピソードを見てみましょう。
<辞めた>
■メリット
●時間管理がしやすい
・スケジューリングがしやすくなった(女性/24歳/その他)
・時間調整をしなくていい(女性/22歳/機械・精密機器)
・時間的余裕ができる(女性/23歳/電機)
選考に進むと、企業からの電話で「この時間に面接を入れてほしい」と急にお願いされることも。アルバイトがなければ、心配することなく面接の時間も設定できます。
●就活に専念できる
・就活に本腰を入れることができた(女性/24歳/建設・土木)
・就活だけに集中できた(男性/24歳/その他)
・就活のために時間をたくさん使い、事前準備ができる(女性/21歳/医療・福祉)
就活では、自己分析や企業研究、テストセンターの受検など事前準備が必要なものがたくさん。特にエントリーシートは提出期限も決められているので、アルバイトをしていないほうが記入に専念できていいかもしれません。
●精神的な余裕ができる
・時間的にも精神的にも余裕ができた(女性/28歳/医療・福祉)
・自分が何をやりたいかゆっくりと考えることができる(男性/30歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・無駄にストレスを溜めたくなかった(女性/24歳/その他)
就活に気を取られていて、アルバイトにも集中できずにミスをしてしまったり……。そんなことになるならば、就活に専念したり、自分と向き合う時間を作ったほうがいいのかもしれません。
■デメリット
●金銭的な余裕がなくなる
・就活開始時点の貯金額によっては、お金に気を遣うことになる可能性がある(男性/27歳/電機)
・交通費がなくなる(女性/25歳/マスコミ・広告)
・毎月の収入が減ってしまった(男性/26歳/その他)
毎月の生活費をアルバイトでまかなっていた場合、急な収入の減少はきついもの。就活では交通費などで出費がかさむので、貯金がない場合は辞めるのは危険かもしれません。
●無駄な時間を増やしてしまう
・時間管理をしっかりしないともったいない(男性/25歳/その他)
・堕落した生活になったり、時間が余り過ぎるので、孤独をいつもよりも感じる(男性/27歳/団体・公益法人・官公庁)
・だらける時間が増える(女性/28歳/建設・土木)
時間に余裕ができた分、まったりしてしまっては意味がありません。就活のために辞めたのならば、面接の準備やエントリーシートの記入などできることに時間を費やすべきですね。
●その他
・就活の際に今でもバイトを続けているというアピールができなくなること(男性/27歳/医療・福祉)
・家で勉強している時間も長くなったので、体重が自然と増加し、過去最高になった(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・話し相手が減った(女性/22歳/機械・精密機器)
就活ではアルバイトも自己PRのエピソードのひとつになります。続けていればその分、話せることは増えるので、辞めないほうがよかったと感じる人もいるようです。
いかがでしたか? やはり辞めることにはメリットもデメリットもあるようです。金銭面に余裕があるならば、アルバイトを辞めて就活に専念するというのもいいかも。就活中は自分で時間を管理することが、何よりも大切ですね。
文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2015年4月
調査人数:社会人1~3年目の男女405人