就職活動を始める際に、まず決めるのが「志望業界」ですよね。やはり大学での自分の所属学部と同じ分野を志望する場合が多いのでしょうか? それとも別の分野を目指す人が多いのでしょうか? 今回は、就活を経験した若手社会人のみなさんに聞いてみました!
■大学の学部と志望業界は同じ分野でしたか? それとも違う分野でしたか?
同じ分野 184人(45.9%)
違う分野 220人(54.1%)
そこまでの差は出ませんでしたが、違う分野との回答者のほうが上回るという結果に。学部と将来の職業とはなかなかリンクしないということでしょうか。それぞれの理由についても聞いてみました。
■同じ分野を志望した理由を教えてください
●専門的知識を活かしたかったから
・専門分野を学んでそれを活かさないといけないと思ったから(女性/24歳/医療・福祉)
・大学での経験を活かした仕事をしたかったから(女性/28歳/その他)
・大学院で学んだことが、やはり興味があり、正解だったと思っている(男性/28歳/機械・精密機器)
・昔から興味があって、好きな分野だったから(男性/22歳/金属・鉄鋼・化学)
・専門職で資格を活かした仕事をしたかったから(女性/24歳/医療・福祉)
・資格がとれる学部で、就職にその資格が必要だったから(女性/20歳/医療・福祉)
・資格取得のための学部だったので、就職の分野も一緒(女性/30歳以上/その他)
・国家資格を取得してそれを活かす仕事に就くのが目標だったから(女性/23歳/医療・福祉)
・高校のときからの夢だったので、大学もそこを選んで、業種もそれを選んだ(女性/23歳/人材派遣・人材紹介)
・同じ分野のほうが即戦力になれるから(男性/27歳/金属・鉄鋼・化学)
・多少なりとも同じ分野のほうが気持ちが落ち着くと思ったから(男性/23歳/その他9
・大学で学んだことが無駄にならない仕事に就きたかったから(女性/26歳/小売店)
■違う分野を志望した理由を教えてください
●学部は関係なかった
・文学部だけど、実際に勉強したことを活かせる企業は少ないから(女性/25歳/機械・精密機器)
・法学部を活かすには民間企業では限られていたから(男性/27歳/その他)
・大学で学んだことはもう自分には向いていないと感じたので(女性/25歳/建設・土木)
・将来の夢とは別に、大学では違うことをしてもいいと思っていたから(女性/25歳/その他)
・将来の安定性を考えて就職先を決めたから(男性/25歳/金融・証券)
・収入が安定している分野のほうが将来安心できると思って(男性/28歳/団体・公益法人・官公庁)
・現実的には夢ばかり追っていられないと思って(女性/24歳/小売店)
・安定した人生をすごすために夢を諦めた(男性/24歳/商社・卸)
・残念ながら夢が叶わなかったから(女性/29歳/自動車関連)
・アルバイトの経験から、やりたい仕事が見つかったから(女性/29歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・学部の勉強は大学時代で飽きたので(女性/26歳/商社・卸)
・専攻していた分野に仕事はなかったから(女性/24歳/商社・卸)
大学で相当な専門生が高い学問を専攻している場合や資格獲得ができるものだと、そのままその分野を志望する人が多いようですが、そのような専門的ではない学部であればおのずと一般的に広い分野となるようですね。
いかがでしたか? 大学4年間は将来をゆっくり考えるいい機会です。入学時には思っていなかった道も見えてくるので、就活をするときに改めて自分の気持ちを見つめなおして、いい就職先を探してみてくださいね。
文●ロックスター
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:就活を経験した若手社会人男女407人(男性206人、女性201人)