就活スタート時には誰しもそれなりに志望する企業や業界を定めていますよね。しかし、実際に会社説明会などに参加してみると、思っていたものと違っていたことに気付いて、改めて志望企業や業界を考え直す場合もあります。今回は、就活経験のある若手社会人の皆さんに、就活最中の志望企業や業界の変更について聞いていました
変わった 155人(38.1%)
変わらなかった 252人(61.9%)
志望業界や企業を変えた人の割合は約4割と言うことで、やはり多くの人が活動中に変化が生じているようです。ではその理由についても聞いていますのでご紹介しましょう。
■志望が変わった理由を教えて下さい
●知識が増えたから
・知らなかった業界を活動中に知ることができて(男性/27歳/印刷・紙パルプ)
・さまざまな業界を研究して、それぞれの魅力を知ったから(男性/24歳/印刷・紙パルプ)
・説明会などでいろいろと話を聞いて、理想と現実の違いを知ることができたから(男性/22歳/金属・鉄鋼・科学)
・それまでの業界研究が不十分だったから(男性/25歳/マスコミ・広告)
・面接を重ねるたびにいろいろな方と出会い、関心を持つ幅が広がった(女性/27歳/その他)
・面接や説明会などで自分が思い描いていたものと違ったから(男性/24歳/人材派遣・人材紹介)
・面接を受けてみて気持ちが変わった(女性/23歳/情報・IT)
・面接で人事の方の印象がとてもよく(女性/21歳/情報・IT)
・中小企業でも自分のことをよくも悪くも面倒を見てくれる会社があると感じたから(男性/27歳/その他)
・最初は中小をよく知らなかった(女性/25歳/通信)
・中小企業でもいい会社はいっぱいあることに気づいたから(女性/23歳/その他)
・小さい会社は眼中になかったけど、就活を進めていくうちに魅力がわかった(男性/26歳/機械・精密機器)
・給料の高さで考えていたけど、他の要素に変更した(女性/25歳/金融・証券)
・事務がいいと思っていたが、人と関わる仕事に変更した(女性/24歳/その他)
・最初は安定した土日休みの仕事を希望していたけど、その後は給料の高さを優先した(女性/23歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・自分の理想よりも、自分に合っていそうな業界に変更した(女性/24歳/団体・公益法人・官公庁)
・ひどい面接官に何人も出会い、業界へのイメージが悪くなったから(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・思っていたのと違って、ひどい業界だと感じてしまったから(女性/27歳/その他)
・途中で自分の希望通りには行かないと思ったから(女性/28歳/商社・卸9
・関わった担当者の人柄に引かれて志望とは違うところに決めた(男性/23歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
理想と現実、想像と実際の中身って違うものですね。きらびやかな業界のほど、実はすごく地味で泥臭いという話、とても多いですよね。
いかがでしたか? 多くの就活経験者が変更している現実を知ると、出来るだけ頑固に希望企業・業界に固執せずに、柔軟な気分で活動を進めたほうが、良い結果が生まれるのかもしれませんね。
文●ロックスター
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:就活を経験した若手社会人男女407人(男性206人、女性201人)