複数人の就活生が順番にアピールを行うグループ面接と、就活生1人と面接官がじっくり対話する個人面接。他の志望者がいると話しづらいですが、個人面接で深掘りされるのもつらいところ。では、就活生はどちらが苦手な人が多いのでしょうか。実際に就活を経験した先輩社会人に聞いてみました。
グループ面接 276人 (68.8%)
個人面接 125人 (31.2%)
グループ面接に対して苦手意識を抱いている人が7割近くも! やはりライバルと一緒に面接をするのは相当プレッシャーなのでしょうか。それぞれの意見を見てみましょう。
・自分と同じ内容を先に言われると、困る(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁)
・待つ時間がある分、自分の話す内容を忘れてしまうことがある(女性/23歳/医薬品・化粧品)
・順番待ちが嫌だから(女性/28歳/通信)
先にライバルに自分が言いたいことを言われてしまうと、自信を持って発言ができなくなってしまいますよね。他人は他人、自分は自分なのですが……。
・他のメンバーの回答が素晴らしかったりすると、プレッシャーを感じてしまうから(女性/25歳/マスコミ・広告)
・恥ずかしかった(男性/25歳/学校・教育関連)
・他の人がいると、他の人より良くしようとして反対に失敗するのを感じるから(女性/21歳/情報・IT)
他の就活生がいると小恥ずかしくなってしまったり、また他の人の発言を受けて自信を失くしてしまったりと、どうしてもやりづらさを感じてしまうようです。
・一人だと緊張感が増す(女性/23歳/マスコミ・広告)
・自分だけを見られている感じが苦手(男性/22歳/人材派遣・人材紹介)
・就活生1人に対して、面接官3人と面接官が多く緊張した(女性/21歳/食品・飲料)
就活生が自分1人ということで、逆に緊張してしまう人もいるようですね。特に面接官側の人数が多い場合は、相手の圧迫感もあってよりガチガチになってしまいそうです。
・個人面接は集団面接と違い、自分の回答に対し、根掘り葉掘り突っ込んでくるから(男性/29歳/医療・福祉)
・より深く質問されるから(男性/26歳/運輸・倉庫)
・尋問されているようで苦手(女性/25歳/自動車関連)
特に「それはなぜ? なぜ?」と尋問のように質問してくる面接官だと、やりづらさを覚える就活生も多いのでは?
個人面接と集団面接とでは大きく雰囲気が異なるので、人によって得手不得手があるのは当然のこと。ただ、選考過程でどちらのタイプの面接も就活生に受けさせる企業が多いので、どちらでも実力を発揮できるようにしっかり対策していきたいところですね。
文●学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:401人