みなさんは就活を進めていく上で、親と将来について話をする機会はありましたか? 中には子どもを心配する気持ちが強すぎて、ついつい進路について強く口出ししすぎてしまう親御さんもいるのではないでしょうか。そこで、今回は就活を経験した若手社会人に、親から就活についてどのようなことを求められたかについて、聞いてみました。
・とにかく大手企業にしろと言われた。業種はなんでもいいと言われた(女性/26歳/建設・土木)
・とにかく大手へと言われ、やりたいことをするということはできなかった(男性/27歳/商社・卸)
大学生の親世代は、まだまだ大企業への憧れや、大企業に入れば安泰といった意識が強そうですね。
・正社員ではないとだめだと言われた(女性/23歳/機械・精密機器)
・正社員を両親は希望していて正社員につけないと怒られた(男性/21歳/建設・土木)
両親からすると雇用形態も気になることの一つ。特に男性の場合は、親も正社員として働いてほしいという希望が強いのではないでしょうか。
・地元で就職しろと言われた。採用は地元ではなかったがそこに就職した(男性/24歳/学校・教育関連)
・地元に帰ってこいといわれた(女性/28歳/商社・卸)
・家から通える範囲にしろとのこと(男性/23歳/医療・福祉)
親としては就職で離れてしまうと、一生地元に帰ってこないと寂しく感じてしまうのでしょうね。また、親が自営業などで子どもに後を継がせたい場合も、地元での就職を希望する傾向が強いのかもしれません。
・希望していた職種を親は反対していた(女性/26歳/建設・土木)
・母に就活中からこの職種は向いてないと言われ、現在も言われ続けている(女性/29歳/学校・教育関連)
負担の大きそうなイメージのある職種は、親としても悪気なく反対してしまうのでしょうね。親としては心配なのでしょうが、真剣に考えている子ども側にとっては不満に思うことも多そうです。
子どもの将来を思う親の気持ちはいつの時代も変わりません。とはいえ、親の意見ばかりに耳を傾けて、自分の希望と乖離してしまうと、将来後悔してしまうおそれもあります。一意見として参考にしつつも、取り入れすぎないバランス感覚が必要なのかもしれませんね。
文●学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:378人