就活で最初の難関がエントリーシート(以下、ES)の作成。企業は何十、何百という志望学生の中から限られた人数を採用する訳ですから、全員と面接している時間はありません。つまり、まずはESで学生を絞り込みたいのです。まずはESをきちんと書くこと。そうしなければ面接すらしてもらえません。今回は、ESで気をつけるべきポイントをQ&A形式でお教えします。
A.結論から言うと「シート内で統一されていればどちらでも良い」。そこまで重視されていませんので書きやすい方で良いでしょう。
A.丁寧に書いたES、最後の最後で手が震えて字がつぶれてしまった! なんてこともあるでしょう。「修正液や修正テープを使っていいのかな?」、「書き直すのは大変だな」と悩んでしまいますね。基本的には書き直した方がいいのですが、提出したESはコピーされて面接官に配られるので、修正液や修正テープを使ったことは分からないこともしばしば。それよりも言葉遣いや誤字脱字に注意。どうしても不安な人は下書きをしてから清書するとよいでしょう。
A.水性インクは、水に濡れると滲んでしまいます。企業側でESに水滴などがついて読めなくなることもないとは言い切れませんので、油性ペンで書くようにしましょう。またインクの色は黒を。「青も可」という会社もありますが、やはり黒が無難。目立たせようとして蛍光マーカーを引いたりするのはもってのほかです。
ESの出来は面接の機会を得られるかどうかに大きく関わってきます。基本的なことからしっかり確認しておきましょう。
文●GMO
監修●石井直幹
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会認定
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
1971年8月生まれ。現在まで、ITサービス業、商社の人事責任者を経験し、現職でも人事業務を幅広く担当。また、専門学校の就職支援担当の経験などもあり様々な角度から新卒採用、新卒研修などに携わっている。
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