面接に嘘は通用しない!? 最近流行のコンピテンシー面接とは?

面接に嘘は通用しない!? 最近流行のコンピテンシー面接とは?

2014/12/13

面接

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ここ数年、大手企業の採用試験のトレンドで「コンピテンシー面接」という試験形式があります。コンピテンシーとは「行動特性」ということ。面接を受ける学生が自分のPRポイントを話すと、それに対して面接官が深堀りする質問を次々と投げかけていくというものです。この面接の特徴は、質問に対して嘘で取り繕おうとすると、そこから先の質問も嘘をつかなければ辻褄が合わなくなってしまうこと。つまり採用担当者は学生の本当の姿を見ることができるのです。これだけ聞くとすこし物怖じしてしまいそうですが、しっかりと準備をすれば乗り切ることができます。今回は、コンピテンシー面接を乗り切る為に必要な準備について解説します。

■ コンピテンシー面接の例は以下の通り。
面接官:「あなたが学生時代に一番成果を出すことができた取り組みはなんですか?」
学生:「テニスサークルの運営です」

面接官:「あなたはそのテニスサークルにどのように関わり、どんな成果を上げましたか?」
学生:「サークルの副代表として、文化祭の模擬店への集客増を成功させました」

面接官:「あなたが模擬店の集客増のために、最初に行ったことはなんですか?」
学生:「必要な設備と、それをレンタルする業者、掛かる費用の確認です」

面接官:「それらの確認をする際に、具体的にいつ、どこで、だれに、何を確認したのですか?」
学生:「(詳細を話す)」

面接官:「その結果どうなりましたか?」
学生:「(詳細を話す)」

以降、さらに面接官は深堀りしていきます。
このように、1つのポイントに対して詳しく深掘りしてくのがコンピテンシー面接の特徴です。ポイントとして以下のことに気をつけましょう。

・ 自分の言葉で事実を語る
→嘘をつけばボロがでます。正直に事実を話しましょう。

・ 規模や成果に関わらず、自分で考え取り組んだこと、工夫したことを話しましょう。
→過去の具体的な行動とその結果をきちんと伝えられることが重要です。

想定練習をした上で面接に臨む。
通常の面接でも同じことが言えますが、自分の伝えたいことをその場で即興で話せる人はなかなかいません。教授や友人に協力してもらい模擬面接を行っておくと、本番に落ち着いて望むことが出来るでしょう。
(文・GMO)

石井直幹/いしいなおき
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会認定
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

1971年8月生まれ。
現在まで、ITサービス業、商社の人事責任者を経験し、現職でも人事業務を幅広く担当。また、専門学校の就職支援担当の経験などもあり様々な角度から新卒採用、新卒研修などに携わっている。
http://syu-plaza.com/

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