真面目で人一倍努力するというタイプの人ですが、 実はこういった人に限って、自分のすばらしい長所を長所だと認識せずに、見過ごしてしまうことがあります。
実際に前述した学生もそうでした。 努力することは自分にとって当たり前だし、華やかなキーワードではないと感じていたので、表にあがってこなかったのです。
非常にもったいない話でした。
「人一倍努力できる」のはあくまで一つの例ですが、学生が自己分析をする際は、こういう
と、 勘違いして見過ごしてしまうことが必ずあると思います。でも、それが一番すばらしいものなはずです。
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自分では当たり前のことを、「華がないからアピール材料にはならないんじゃないか」と勝手に判断してしまうかもしれないですが、意外とこういう普通のところに、自分の良さや、本質を表す材料が眠っていたりします。
「そんなものは使えない!」という感じで、良いところを見せようと無理やりキーワードを拾ってきて、自己PRを作ってしまうから、面接官には違和感しか残らない。そして不合格となる……。そんな悲劇が起きてしまうんです。
これを避けるためにも【質問1】の答えと「働く動機」は、本音ベースで書いていきましょう。就活に王道はないけれども、効果的な方法論をあげるとすれば「本音ベースこそ、その答えである」と考えています。
次回はこのシリーズでも少し書いた、「自己PRのNGワード」についてお伝えしていこうと思います。
文・コンテンツ提供●安藤恒久
【プロフィール】
東京農工大学農学部卒。その後福山大学大学院工学研究科修士課程修了。1996年、大手飲料食品メーカーに入社。主に経営部門で会社組織運営に携わる。その後は、ブライダル業界に転身。管理部門の責任者として株式公開業務担当。以降、雑貨商社、IT、教育など多様な業界で事業構築を行う。2005年6月から始めた、「会社側の本音」と「就活生の自信構築」をコンセプトに書き連ねたブログ『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』は毎年 数多くの就活生や新社会人のバイブルとして支持されている。
『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』
http://ameblo.jp/yansono/