自己PRで「謙虚さ」をアピールに盛り込むポイント

自己PRで「謙虚さ」をアピールに盛り込むポイント

2016/01/30

自己PR

何に対しても謙虚に取り組む姿勢があることはぜひ面接でアピールしたい長所です。今回は、自己PRで「謙虚さ」をアピールする方法を解説します。


1.謙虚とは

謙虚な人には、どのようなイメージを抱かれるでしょうか? 「でしゃばらない」「先輩やコーチの指導に素直に従う」「成功しても慢心せず、周囲の支援に感謝できる」おそらくは、このようなイメージをもたれると思います。

これらのイメージは会社の求める『部下にしたい人材像』と一致するのですが、一つだけ注意する必要があります。謙虚さがすぎると、実は消極的で率先して何かに挑戦する力が弱いのではないかと誤解される可能性があることです。この点を踏まえて、謙虚さを自己PRで活用しましょう。

2.謙虚さを自己PRで活用する方法

謙虚さは最初からアピールするものではなく、自己PRの中に「混ぜ込むもの」と位置付けましょう。例えば以下のBのようにするとよいでしょう。

A「私は様々な経験を通して、大きく成長することができました。1年次は資格に挑戦し、CとDを取得できました。この挑戦を通して、計画的に物事を進める自信が付きました。2年次は、1年から続けているアルバイト先で教育担当に任命され、現在はアルバイト長として、パートを含めて20人を仕切っています。この経験を通して、周囲から信頼されることやリーダーシップに自信をもてるようになりました。このような私ですので、御社でも活躍できる自信があります」

B「私は様々な経験を通して、大きく成長することができました。1年次は資格に挑戦し、CとDを取得できました。この挑戦を通して、計画的に物事を進める自信が付きました。2年次は、1年から続けているアルバイト先で教育担当に任命され、現在はアルバイト長として、パートを含めて20人を仕切っています。この経験を通して、周囲から信頼されることやリーダーシップに自信をもてるようになりました。
これらの自信を得られたのは、資格では家族に、アルバイト先では上司や同僚に支えて頂けたからだと思います。入社後も、上司・先輩に鍛えて頂きながら、成長し続けたいと思います

ABの自己PR締めを比較してみましょう。どちらも良いのですが、もし、「学生生活の成功ごときで慢心しているようでは先が思いやられる」と思われたくないと考えた場合は、Bの謙虚さで締める自己PRを作成して下さい。また、面接でアピールしている途中で「どうも自信たっぷりで押しまくる学生は、好みで無い面接官という感じだな」と直感した場合も、このBの締めを思い出し活用して下さい。

「合格できたのは運のお蔭です」「アルバイト長に選ばれたのは、長く働いていたからに過ぎません」このように謙虚すぎても物足りません。しっかりとアピールした上で、謙虚さでバランスをとりましょう。



岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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