就活の「自己分析」って何をすればいいの? 自己分析のやり方と注意点

就活の「自己分析」って何をすればいいの? 自己分析のやり方と注意点

2016/01/23

自己分析

どんな企業に就職したいか、どんな仕事がしたいかを考えるためには、まず自分自身について深く知る必要があります。今回は就活スタート時に必要になる「自己分析」の概要と注意点を解説します。

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1.自己分析とは

自己分析とは、自分を掘り下げ、自分への理解を深めようとする取り組みです。例えば、「あなたは、どのような人間ですか?」と問われた場合、どのように答えるかを考えてみて下さい。パッと答えが出てくる方は少ないと思います。よって、あなたについて問われることが多い就活に臨むにあたっては、自己分析に取り組む必要があるのです。

2.自己分析に、はまり過ぎてもいけない

自分のことなのに、自分を掴むのは大変です。そのため、自己分析ループに陥り、就活が進まなくなる方も少なくありませんので気をつけましょう。例えば、「私は楽天家で前向きだ。いや、待てよ、他者が関わることには、慎重すぎて動けないこともあるな。ということは、自分は内向きなのか?あ~、自分のことが分からなくなってきた。これでは就活を進められない」というように。

ここで皆さんにご理解頂きたいことは、人間とは複雑な存在で、一言で言い表せたりしないのです。また、成長とともに変化しますので、確定的な自分なんて見つけられないのです。この点を踏まえ、就活に必要な自己分析のみに、まずは取り組みましょう。

3.就活に必要な自己分析とは

就活に必要な自己分析は、以下の3つです。

A「自己PRのネタ(長所や特徴、出来事)をピックアップするための、過去の自分を振り返る自己分析」
B「自分に向いた職を選ぶために、業界や職種研究と並行して進める自己分析」
C「将来の自分を描くために、仕事に就いている先輩たちの話を聞いた後に取り組む自己分析」

この3つに取り組めば、それなりに自分を掴めるようになります。繰り返しますが、「それなり」でいいのです。時間やエネルギーは、業界研究や自己PR・志望動機作りにも、バランス良く注ぎましょう。

4.自己分析の第一歩は?

まず、自分の長所・特徴の発見に取り組みましょう。長所・特徴が明確になれば、「大学生活のどの部分を取り上げて自己PRを作るか、調べた職の中でどの職が自分に向いていそうか」を見つけやすくなるからです。

この時、長所・特徴は一つではありません。よく発揮している長所もあれば、たまに発揮している長所もあります。それらを3~5つも見つければ、自己PRや志望動機作りに進んで下さい。そして、「時間があるから、もっと自己PRを充実させたい」時には、また自己分析して下さい。繰り返しになりますが、自己分析だけに時間をかけすぎ、自己PRが一つも出来ていない状況だけは避けて下さい。

就活で表面的に必要になるのは自己PRや志望動機です。自分を詳しく紹介できるようになるための自己分析の大切さは認識しつつも、バランスよく進めましょう。

岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。


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