履歴書の「文化活動」はどう書けばいいの?例文とポイント解説

履歴書の「文化活動」はどう書けばいいの?例文とポイント解説

2021/08/14

自己分析

履歴書の文化活動欄には何を書けばいいの? そもそも書いたほうがいいの? 文化活動について戸惑ってしまう就活生は少なくありません。ここでは、履歴書の文化活動は何をどう書けばよいか、例文を交えながらポイントを解説します。

履歴書とは? 「文化活動」欄にフォーカス

履歴書とは、簡単にいえばみなさんの歴史を記入するものです。新卒就活で記入する履歴のメインは学歴であり、学歴欄は在籍する大学・学部・学科の入学および卒業見込み年月日を記入して締め括ることになります。

企業は、この情報をもとに応募条件の一つである年齢制限を越えていないかを確認すると同時に、同一の大学・学部などでグループ化し書類選考を開始します。(同一の大学・学部でグループ化する理由は、採用する大学・学部に偏りを生じさせないため)

履歴書には学歴以外に「免許・資格」「自覚している性格」「得意な科目」「文化活動」「趣味」などを記入する欄があり、この記事では「文化活動」にフォーカスして解説します。

履歴書の文化活動欄に書いてよいこと

一般的に文化とは、国や企業、学校などの集団が長い時間をかけて形成し、受け継がれるものです(受け継ぐ人がいなければ、その文化は途絶えてしまう)。各集団や団体が形成する文化には特徴や差異があります。たとえば、みなさんが在籍する学校の「校風」も文化の一つです。

したがって、文化活動欄に真っ先に記入すべきは「〇〇大学に在籍して学んでいること」になりますが、これは学歴欄にすでに記入済みですので、部・サークル活動などを記入するとよいでしょう。

次に、みなさんが生活する地域にも文化がありますので、地元のお祭り国際交流の実行委員会などに所属した人は、それらについても記入するとよいでしょう。

文化活動欄に記入するにはそぐわないもの

たとえば、「県や市が定期的に行っている清掃活動に一回だけ、もしくは散発的に参加した」といったものは記入するにはそぐいません。文化活動には、「集団(コミュニティ)・継続(伝授する・受け継ぐ)・形成(歴史・価値)・実行に主体的に関わる」という意味が含まれるからです。

また、アルバイトもそぐいません。文化活動とは差別化される経済活動だからです。では、文化・芸術活動と一括りで表現されることの多い芸術活動についてはどうでしょうか?

もしも、継続性を持って活動がなされてきた(=単発の活動ではない)劇団などに参加した場合は記入しましょう。「一人で絵画を楽しんでいる、もしくは音楽教室に通った」というものは、個人的な満足を追求する活動ですので「趣味欄」に記入しましょう

文化活動をしていない場合の対処法

ここまでの説明では、「学業とアルバイト、趣味のみに打ち込んだ人」は文化活動欄に記入するものがないことになります。しかし、履歴書に設定された項目に「特になし」と記入することだけは避けたいところです。

そこで、以下のように考え対処しましょう。

「文化活動がないのは、学業と趣味、もしくは、学業と経済活動(=アルバイト)といった個人的な活動に力を注いだから、という理由を書こう」と。

具体的には以下のように記入します。

「ダブルスクールの学費を稼ぐためのアルバイトと授業に注力し、文化活動に割く時間は持てませんでした」
「(趣味欄に絵画と記入したという前提)コンクールの作品作りで忙しく文化活動に割く時間は持てませんでした」

など。

文化活動を記入する時のポイント

履歴書の文化活動欄の記入スペースは大きなものではありません。そこで端的に記入することが必要になります。ただし、活動名に一言、たとえば、目標や成果、活動を通しての気持ちなどを加えることを心がけましょう。

小スペースなので、自己PR欄のように、あれもこれも詰め込むことは不可能です。詳しくは、自己PR欄に記入する、もしくは面接で紹介すると考えましょう。

文化活動欄の記入例と解説

「記入例」

・(※1)3年間、地元の国際交流団体で活動。外国の方が地域に溶け込むきっかけを作れている。
・(※2)(学外)5名の仲間とバンド活動(ドラム担当)/(学内)英会話サークル。 ・(※3)テニスサークル。
・(※4)市民オーケストラで活動。最大規模の演奏会では1000人超を動員。
・(※5)演劇部。創作の喜びを味わえた。
・(※6)地元の魅力をSNSで発信するサークルを立ち上げました。
・(※7)「文化活動欄」演劇部。創作の喜びを味わえた。

「自己PR欄」

大学時代に力を注いだのは演劇です。高校までの私は人前で話すことが苦手で、影の薄い存在でした。「私を誰も知らない大学進学を機に、何としても生まれ変わりたい」これが動機でした。(この後、自分を変えるために努力したこと、自分を変えられた後に発展的に創作の喜びを見出し、観客の反応を分析しながら脚本作りに没頭したことなどを紹介)

ポイント解説


(※1)活動成果を記入。「溶け込むきっかけを作れている」が活動成果。活動期間が長い場合は、「3年間」のように期間も加えよう。

(※2)学内外の複数の活動を紹介することで充実をアピール。

(※3)このように活動名だけの記入ではもったいない。「テニスサークル。会計係を担当」のように担務を加えてみよう。

(※4)数字で表せる大きな成果が伴っている場合は、積極的に数字を記入しよう。

(※5)自己PR欄と違って、「楽しめた」的な素直な気持ちを表現できるのが文化活動や趣味欄の特徴

(※6)「立ち上げる」で起業精神をアピール。

(※7)文化活動欄に記入したことを布石として、自己PR欄に繋げるというプランで作成した場合の一例です。


監修・文/岡 茂信 (おか・しげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に『就職活動がまるごと分かる本』『エントリーシート完全突破塾』『自己分析 適職へ導く書き込み式ワークシート』『仕事のホントを知る!見る!考える!インターンシップ』がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」( http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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