自己PRで面接官の心をつかむ「キャッチフレーズ」は? 事例とまとめ方のコツ

自己PRで面接官の心をつかむ「キャッチフレーズ」は? 事例とまとめ方のコツ

2016/01/14

自己PR

面接

面接で自己PRの時間が与えられたら、最大限に自分の魅力を伝えられる話し方をしたいですよね。今回は、先輩たちが自己PRで活用したキャッチフレーズをもとに、自己PRをパワーアップさせる方法を解説します。

1.キャッチフレーズとは

キャッチフレーズとして代表的なのは、消費者の心を掴むための商品の一行広告。直感に訴え、覚えやすいものが基本になります。これをエントリーシートの自己PRに応用し、読み手(採用担当者や面接官)の心を掴み、「あのキャッチフレーズの山田君だね」と覚えてもらうことを狙いましょう。

2.先輩たちのキャッチフレーズ

以下に先輩たちのキャッチフレーズを紹介します。あなたのキャッチフレーズ決定の参考にして下さい。

Aさん「私は『疲れきる事なき働き蟻!』です。3年間、自分で学費を払いながら大学へ通う為に、2つのアルバイトを掛け持ちしながら両方共2年間以上続けました。大学の授業が終わればすぐアルバイト……と、せっせと毎日、働き蟻のように学び・働きましたが、工夫して自分の時間も作り、学生生活を楽しむことも両立しました。この経験を通して、計画性と目標を遂行出来る力がつきました」

Bさん「私は『タンポポ精神を持つ女』です。タンポポのように目標(太陽)に向かい、踏まれてもめげない、太い芯(根)を持っていると自負しています。大学入学時は劣等感を抱き内向きでしたが、動かなければ何も変わらないと思い、目標を立てました。その目標とは、自分なりに調べた内容と合わせて授業ノートを作成するというもので、4年間継続し、その結果首席になることができました。この経験から努力次第で自分を変える事ができると実感できました」

Cさん「『一生成長!』この意識で大学生活に取り組みました。入学時、私は受け身でした。この自分を変えるために、あえて、人と話す機会が多く、また自分からコミュニケーションを仕掛けないと成り立たない「塾講師」を始め、授業だけでなく休み時間にも生徒と積極的に話すように意識しました。一年後、生徒のアンケートでは「わかりやすい」「話しかけやすい」の項目で高い評価を頂きました」

Dさん「『てっぺんをめざす』これが私です。例えばアルバイトでは、商品知識や商品の包装の仕方などを覚えられず社員に怒られてばかりで、やめたいと思うことも何度もありました。この状況を脱け出すために、仕事で失敗した点、注意された点をノートに書き出し、そのノートを仕事前に見直してから働くようにしました。今現在は、接客態度や電話対応など、その日の自分の仕事に点数をつけています。入社後も、この取り組みを続け、御社のてっぺんに立つことが目標です」

いかがでしたか? どのエピソードもキャッチフレーズが無くても自己PRとして成立していますが、キャッチフレーズを冒頭で活用することで、より印象が強くなっていることがお分かり頂けると思います。

キャッチフレーズをもつことで、面接時も話したいことが頭に浮かびやすくなります。サークルの自己PRにはA、アルバイトの自己PRにはB……と、各シーンでのキャッチフレーズを準備しましょう。

岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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